
仮想通貨VC投資、4月は約2年ぶり低水準 資金調達額は6億5900万ドルに
仮想通貨分野のベンチャーキャピタル(VC)投資は4月、スタートアップやアーリーステージ企業への資金流入が減速し、約2年ぶりの低水準に落ち込んだ。

仮想通貨分野のベンチャーキャピタル(VC)投資は4月、スタートアップやアーリーステージ企業への資金流入が減速し、約2年ぶりの低水準に落ち込んだ。
クリプトランクのデータによると、4月の仮想通貨VC投資は63件の資金調達ラウンドで6億5900万ドルとなり、3月の84件・26億ドルから74%減少した。これにより、2026年の年初来投資額は累計56億4000万ドルとなった。
4月の調達額は、2024年7月(132件・6億2200万ドル)以来の低水準となる。
この減少は、流動性とリスク選好の低下が続く中で、仮想通貨市場が圧力を受ける状況が長期化し、投資家がより選別的になったことを示唆している。
月間VC投資額は2025年10月(127件・38億4000万ドル)をピークに減少傾向にあり、その後、仮想通貨市場の時価総額は37%下落している。

仮想通貨プロジェクトの資金調達額 Source: Cryptorank
分散型金融(DeFi)プロトコルは4月に最も多くの投資案件を集め、12件のラウンドを記録した。これに続き、ブロックチェーンサービスと人工知能(AI)関連の仮想通貨プロジェクトがそれぞれ8件だった。
GSRが4月の最も活発な投資家に
仮想通貨マーケットメイカーのGSRのVC部門は、4月に最も活発な投資家となり、4件の投資ラウンドに参加した。内訳は、4月24日にDeFiプロトコル「レジェンドトレード」への350万ドルのシード投資、4月23日にDeFiプロトコル「3F」への400万ドルのシード投資、4月9日に「エンハンスト・ファイナンス」への100万ドルのプレシード投資、そして4月8日に現実世界資産トークン化プロトコル「リベアラ」への非公開投資だ。
チューリッヒ拠点のデジタル資産特化型投資運用会社L1デジタル(L1D)は3件の投資を行っている。具体的には、仮想通貨取引所エクスポネントへの500万ドルのシード投資、インフラ企業スクワッズへの1800万ドルの戦略投資、そしてブロックチェーンサービス企業「オー」への750万ドルのシリーズA投資を実施した。

取引件数に基づく投資家ランキング(26年4月) Source: Cryptorank
このほか、ワイコンビネーター、テザー、アニモカ・ブランズ、ランドスケープ・キャピタル、コインベース・ベンチャーズ、コスモス・ベンチャーズもそれぞれ3件の投資に参加した。
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