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Sam Bourgi
執筆者:Sam Bourgiスタッフライター
Robert Lakin
校閲:Robert Lakinスタッフ編集者

米サークル株が急騰、バーンスタインがステーブルコイン普及による上昇余地を示唆

米サークル株が急騰、バーンスタインがステーブルコイン普及による上昇余地を示唆
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サークル・インターネット・フィナンシャル(Circle Internet Financial)は、2026年これまでのウォール街で最もパフォーマンスの良い銘柄の一つとなっている。バーンスタイン(Bernstein)のアナリストは、ステーブルコインの普及加速に伴い、この勢いは継続すると見ている。

バーンスタインは最新の顧客向けレポートで、サークル株(CRCL)の投資判断を「アウトパフォーム(買い)」で据え置き、目標株価を190ドルに設定した。これは通常、今後12カ月間の上昇期待を反映したものだ。

2025年末は不安定な値動きとなったものの、サークル株は仮想通貨市場全体の下落トレンドとは無縁の動きを見せている。仮想通貨市場は2025年10月に発生した大規模なレバレッジ解消(清算)イベント以来、軟調な推移が続いている。

サークル株は2月初旬に1株50ドル近辺で底を打って以来、株価は2倍以上に上昇。火曜日の終値は前日比5.7%高の118.17ドルとなり、時価総額は約303億ドル(約4兆5400億円)に達した。

同社株は年初来で約49%上昇しており、同時期に横ばいだったS&P500指数や、約1%下落したナスダック100指数を大幅にアウトパフォームしている。バーンスタインの目標株価に基づけば、現在の水準からさらに60%の上昇余地があることになる。

Circle (CRCL) stock. Source: Yahoo Finance

ステーブルコイン採用拡大が強気見通しの原動力

バーンスタインが強気姿勢を崩さない主な理由は、ステーブルコインの急速な普及にある。特に米国において、企業が「デジタルドル」を利用するためのルールが明確化したことが大きい。

その決定打となったのが、2025年に成立したGENIUS法(GENIUS Act)だ。この法律はステーブルコインに関する連邦政府レベルの規制枠組みを確立。準備資産の裏付け、情報開示、監督基準を定め、ドル連動型トークンの発行や利用に関する明確な指針を企業に提示した。

サークルはこの変化の直接的な恩恵を受ける立場にある。同社が発行するステーブルコイン「USDC」は、循環供給量が約780億ドルに達し、世界第2位の規模を誇る。デファイラマ(DeFiLlama)のデータによると、ステーブルコイン市場全体の約4分の1を占めている。

USDC’s total circulation. Source: DeFiLlama

また、サークルは伝統的な金融機関の間でも信頼を築いてきた。2025年に上場を果たした同社は、ウォール街の大手各社と提携している。

ブラックロック(BlackRock)はUSDCの裏付け資産の多くを保有する「サークル・リザーブ・ファンド」を管理し、BNYメロン(BNY Mellon)がその準備資産の主要なカストディアン(保管業者)を務めている。さらに、フィデリティ(Fidelity)やゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)といった大手からの投資も受けており、伝統的金融によるステーブルコイン・インフラへの関心の高まりを裏付けている。

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