
ビットコイン・ピザデー16周年 「1万BTCのピザ購入」が示した歴史的転換点
ビットコインコミュニティは金曜日、「ビットコイン・ピザデー」16周年を祝った。これは、現実世界の商品が初めてビットコインで購入された、史上初のビットコインの商業利用を記念する日だ。

ビットコインコミュニティは金曜日、「ビットコイン・ピザデー」16周年を祝った。これは、現実世界の商品が初めてビットコインで購入された、史上初のビットコインの商業利用を記念する日だ。
2010年5月、ソフトウェア開発者ラズロ・ハニエツ氏は、オンライン掲示板で「パパ・ジョンズ」のピザ2枚と引き換えに1万BTCを支払うと投稿した。
当時、この1万BTCの価値は約41ドルだった。
現在の価格ベースでは、この1万BTCは7億6700万ドル超に相当する。また、2025年10月につけた過去最高値約12万6000ドル時点では、その価値は12億ドル以上に達していた。
仮想通貨取引所ワジールX創業者のニシャル・シェティ氏は、「ビットコイン・ピザデーは仮想通貨史上最も重要な瞬間の1つだ」と述べた。
「この出来事によって、ビットコインは単なるインターネット上の実験から、現実の経済ネットワークへと変化した。分散型デジタル資産が現実世界の商取引を成立させられることを初めて証明した」
当時、ビットコインネットワーク上で処理される取引数は1日数百件程度しかなく、ビットコイン決済インフラやサービス事業者、機関投資家の関与も「ほぼ存在しなかった」とシェティ氏は付け加えた。

2010年のラズロ・ハニエツ氏. Source: Coingecko
ハニエツ氏の取引は、ビットコインが現実世界の商品やサービス支払い手段として利用可能であることを示し、世界初のデジタル通貨を「オンライン実験」から「現実世界での実用性」へ押し上げた。
次なる焦点は国家レベル採用
2024年以降、ビットコインの国家採用は市場テーマとして急速に注目を集め始めた。
ビットコインコミュニティは、戦略的ビットコイン準備金構想や、ビットコイン決済への税制優遇措置などを支持している。
2026年4月には、イラン政府が、ペルシャ湾に位置する重要海上輸送路ホルムズ海峡を通過するタンカーについて、通行料をビットコイン、米ドル建てステーブルコイン、中国人民元で支払えるようにするとの報道が出た。
ただし、記事執筆時点では、BTCによる通行料支払いを示すオンチェーン証拠は確認されていない。

イラン政府とビットコインを巡るタイムライン Source: Bitcoin Policy Institute
デジタル資産推進団体ビットコイン政策研究所の調査責任者サム・ライマン氏によれば、実際にはテザーの米ドル連動型ステーブルコインUSDTが、依然として通行料支払いの主要手段となっているという。

