
ビットコイン現物ETFに9日連続流入 イーサとジーキャッシュは資金流出に転じる
米国のビットコイン現物ETFは9営業日連続で資金流入を記録した。一方、イーサETFとジーキャッシュETFでは流入の勢いが止まり、投資家心理にやや陰りも見え始めている。

米国のビットコイン現物上場投資信託(ETF)への資金流入が、9営業日連続に伸びた。一方で、イーサとジーキャッシュのETFは資金流出に転じた。
SoSoValueのデータによると、ビットコインETFには火曜日に6620万ドル(約104億円)の純流入があった。これにより、今回の連続流入期間における純流入額は約31億ドル(約4867億円)に達した。年初来の純流入額も約10億ドル(約1570億円)に拡大している。
ただ、アルトコイン関連のETFでは様相が変わりつつある。
イーサ現物ETFは火曜日、約300万ドル(約4億7000万円)の純流出を記録し、7日連続の資金流入が途切れた。イーサETFはこの7営業日で8億5100万ドル超(約1336億円)の資金を集めており、累計の純流入額は約140億ドル(約2兆1980億円)に達していた。
週初には、ジーキャッシュETFも流れが反転した。月曜日に800万ドル(約12億6000万円)の純流出を記録し、6日連続の資金流入に終止符を打った。
ビットコイン価格は記事執筆時点で8万3567ドル(約1312万円)前後で推移しており、過去24時間では0.4%下落した。コインゲッコーのデータによる。
暗号資産市場のセンチメントもやや軟化している。Alternative.meの暗号資産恐怖強欲指数は前日の73から71に低下した。ただし、依然として「強欲」の水準にとどまっている。
Capital.comのシニア金融市場アナリストであるカイル・ロッダ氏は、コインテレグラフに対し、原油価格の上昇が利回りを生まない資産の重しになっていると指摘した。
「原油価格の上昇が無利回り資産の上値を抑えている。そのため、ビットコインの上昇はいったん小休止している」とロッダ氏は語った。
ロッダ氏は、エネルギー価格を巡るリスクが残る限り、ビットコインが再び上昇の勢いを取り戻すのは難しい可能性があるとした。一方で、テクニカル面については「かなり建設的な状態にある」とも述べている。

