
NEARの価格が30日で138%急騰 暗号資産の時価総額トップ20入り
ニア(NEAR)がステラを抜き、暗号資産の時価総額トップ20に浮上した。ニア・インテンツの累計取引高は310億ドル(約4兆8980億円)を突破。米国ではNEARに連動する初の現物上場商品も登場している。

わずか30日で、価格は2倍以上に跳ね上がった。ニア・プロトコルの独自トークン「NEAR」が10月8日、暗号資産の時価総額ランキングでトップ20入りを果たした。コインゲッコーによると、過去30日間の上昇率は138%に達した。
原稿執筆時点で、NEARは5.51ドル(約871円)前後で取引され、直近24時間でも約7%上昇。時価総額は約72億ドル(約1兆1376億円)、24時間の取引高は約12億ドル(約1896億円)に膨らんだ。時価総額が70億ドル(約1兆1060億円)近いステラ(XLM)を上回っている。
価格とともに目を引くのが、取引規模だ。異なるブロックチェーン間で暗号資産を交換できる取引プロトコル「ニア・インテンツ」は、専用のデータ閲覧サイトによると、累計取引高が310億ドル(約4兆8980億円)を超えた。
投資家の入口も広がった。9月29日には、NEARに連動する米国初の現物上場商品(ETP)が登場。その後、今回のトップ20入りを果たした。資産運用会社ビットワイズの同ファンドは、ニューヨーク証券取引所傘下のアーカ市場に「NRR」のティッカーで上場している。投資家はNEARを直接保有せずに、その値動きに連動する投資ができる。
ただし、順風満帆だったわけではない。ニア・インテンツでは先週、入出金の基盤を狙った攻撃により、380万ドル(約6億円)が不正流出した。被害公表の翌日にあたる10月2日、ゼネラルマネジャーのアレックス・シェフチェンコ氏は、盗まれた資金が全額返還されたと明らかにしている。

