
ビットコインに下落警戒 FOMC前に6万5000ドル割れ、5万5000ドルも視野
ビットコインは、新FRB議長ケビン・ウォーシュ氏にとって初のFOMC当日、目先の重要なサポート水準に接近した。なお、BTC価格が5万5000ドル(約880万円)まで下落するシナリオも、依然としてくすぶっている。

ビットコイン(BTC)は水曜日、6万5000ドル(約1040万円)を割り込んだ。市場関係者の視線は、重要なマクロイベントが相場に与える衝撃に集まっている。
BTC価格分析:FOMCが6月相場の流れを決める可能性
トレーディングビューのデータによれば、ビットコインはビットスタンプで一時6万4782ドル(約1037万円)まで下落した。

BTC/USD one-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
米FRBは米東部時間午後2時、政策金利を変更するかどうかを決定する予定だった。今週の市場にとって、最大のボラティリティ要因となるイベントだ。
今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)は、新FRB議長ケビン・ウォーシュ氏の下で初めて開かれる会合となる。そのため、政策決定そのものだけでなく、その後の記者会見での発言も同じくらい重要視されている。
コインテレグラフが報じたように、ウォーシュ氏には、米イラン戦争によるインフレ圧力があるにもかかわらず、利下げを求める圧力がかかっていた。
トレーダーのキラ氏は、Xへの投稿でこう書いた。
「FOMCは、今月残りの相場の流れを決める可能性がある」
キラ氏は、ビットコインの値動きはFRBの政策判断前後で弱含む傾向があると指摘した。
「いまBTCはイベントに向けて強気の物語を作っている。ただ、いつも言っているように、結果はニュースが出る前に織り込まれていることが多い」
「直近の歴史を見る限り、強気反応よりも弱気反応の方がはるかに多かった」

BTC/USD chart with FOMC meetings marked. Source: Killa/X
火曜日、ビットコインはすでに勢いを失っていた。イラン情勢の緩和を受けて株式市場が上昇していたにもかかわらずだ。これに先立つ分析では、需要が鈍いままである以上、価格は6万7000ドル(約1072万円)を上回ったあたりで失速する可能性が高いと警告されていた。
キラ氏はさらにこう警鐘を鳴らした。
「ここから強気の市場構造を維持する必要がある。つまり6万4000ドル(約1024万円)だ。これを維持できなければ、この反転後に6万ドル(約960万円)台前半を再び試す可能性がかなり高い」
ビットコイントレーダー、5万5000ドル目標を維持
別の見方では、ビットコインはいったん「短期的な反発」を見せた後、弱気相場へ戻るとの声もある。
マーケティング会社ステイブルの共同創業者ニールス氏は、Xのフォロワーにこう語った。
「FOMC会合は今日行われる。しかも、米イラン和平合意がかなり近づいているタイミングだ」
「個人的には、ビットコインはいくらか強さを見せる可能性がある。ただ最終的には5万5000ドル(約880万円)へ向かうだろう」

BTC/USDT one-day chart. Source: Niels/X
一方で、より楽観的な見方もある。分析アカウントのクリプティック・トレーズは、FOMC後も反発が続くとみている。
同アカウントによれば、BTC/USDは、ビットコインの日足ベースの「強気相場サポートバンド」を形成する2本の重要な移動平均線で反落した。

BTC/USD one-day chart with bull market support band. Source: Cointelegraph/TradingView
ただし、クリプティック・トレーズはこう予想した。
「しかし、この押し目の後には、次の大きな上昇局面がやってくる」

BTC/USD one-day chart. Source: Cryptic Trades/X

