
ビットコインが再び爆発寸前 原油急落でBTCは7万ドル突破へ秒読みか
イラン関連ニュースを受けて原油価格が3月初旬以来の安値圏へ向かうなか、ビットコインは7万ドル、日本円で約1131万円近辺を視野に、ブレイクアウトを試す展開となった。

ビットコイン(BTC)は月曜日のウォール街オープン時に6万5000ドル、日本円で約1050万円を突破した。取引所の板に並ぶ流動性が、まるで相場の手綱を握るかのように、価格の行方を左右している。
ビットコインは6万5000ドル近辺で粘る 原油は新安値をうかがう展開
トレーディングビューのデータによると、BTC/USDはビットスタンプで6万5555ドル、日本円で約1059万円まで上昇した。これは水曜日以来の高値となる。

BTC/USD one-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
この動きは、米株市場とは対照的だった。米株は、米国とイランの和平合意の行方をめぐる不透明感が残るなか、下落して始まった。ただ、その後ムードはやや落ち着いた。米国がイラン産原油の取引を2カ月間認めたためだ。
「イラン産原油が、2018年以来初めて正式に世界市場へ戻ってくる」
相場分析アカウントのコベイシ・レターは、Xへの投稿でこう反応した。
米WTI原油は1バレルあたり73ドル、日本円で約1万1800円近辺まで戻した。これは3月初旬、そして戦争開始時以来の安値圏にあたる。

CFDs on WTI crude oil one-day chart. Source: Cointelegraph/TradingView
ビットコインのトレーダーにとって、この日の焦点はただ一つだった。現物価格の周辺に積み上がった流動性である。
「6万5000ドル、日本円で約1050万円の上にあった厚い清算クラスターを取りにいった。しかも米市場のオープン直後だ。ここから数時間でどちらへ動くかが重要になる」
ダーン・クリプト・トレーズは、コイングラスのデータを添えてこうコメントした。

BTC liquidation heatmap. Source: CoinGlass
「ここで拒否されるなら、下方向の流動性をさらいに行く可能性が高い。だから、この6万5000ドル近辺は、短期足での強さと弱さを見極めるにはちょうどいい水準だと思う」
トレーダーのクリプヌエボは、強気派が短期足でのブレイクアウトを維持できれば、7万ドル、日本円で約1131万円方向への動きもあり得ると見ている。

BTC/USDT one-hour chart. Source: CrypNuevo/X
BTCで「異常」な数十億ドル規模の清算
一方、取引と流動性を分析するアカウント、クリプトレビューイングは、直近の清算について「完全に異常」と表現した。
同アカウントによれば、ビットコインではわずか7日間で25億ドル、日本円で約4039億円相当のポジションが清算されたという。
「現在、6万5000〜6万7000ドル、日本円で約1050万〜1082万円の上には、次に刈り取られる可能性のある大きな流動性がある。これが上方向へのさらなる動きにつながる可能性がある」
Xへの投稿では、そう指摘されている。
「ただし、6万1000〜6万3000ドル、日本円で約985万〜1018万円には、さらに大きな清算クラスターが積み上がっている。したがって、次に訪れる確率が高いゾーンはこちらだ」
慎重な見方を示したのは、トレーダーのキラだ。キラは、ここ数カ月のビットコイン相場では、月曜日がその週のスイング高値になりやすかったと指摘した 。
「過去6週間で見ると、6回中6回、月曜日がローカルな転換高値になり、その後価格は下落している。月曜日に向けて強さが見え、上方向へ押し上げる動きが出るなら、注意して見ておく価値がある」
ビットコインは上へ行くのか、それとも下の清算を狩りに行くのか。6万5000ドルの攻防は、単なる節目ではない。ロングもショートもまとめて焼き払う、危うい鉄火場になりつつある。

BTC/USD with Monday peaks marked. Source: Killa/X

