
ビットコインETFから1日で約766億円流出 6月以来最大、10月の資金流入が帳消しに
米国のビットコイン現物ETFで4億8490万ドルの純流出が発生し、10月の資金収支は流出超過に転じた。イーサリアム現物ETFも7営業日連続の純流出となった。

10月に積み上げた資金流入が、わずか1日で吹き飛んだ。
米国のビットコイン現物ETF(上場投資信託)は10月7日、4億8490万ドル(約766億円)の純流出を記録した。前日の6日は1億1880万ドル(約188億円)の純流入だったが、一転して資金が引き揚げられた。
ファーサイド・インベスターズのデータによると、1日当たりの純流出額としては、6億9170万ドル(約1093億円)が流出した6月25日以来の大きさだ。
この日の流出で、10月最初の4営業日に記録した計3億2160万ドル(約508億円)の純流入は帳消しになった。月初からの資金収支は、約1億6300万ドル(約258億円)の流出超過へと転じている。
流出額が最も大きかったのは、ブラックロックの「アイシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」で、2億770万ドル(約328億円)。フィデリティの「FBTC」が1億510万ドル(約166億円)、アーク・21シェアーズの「ARKB」が1億170万ドル(約161億円)と続いた。IBITには前日、1億2200万ドル(約193億円)が流入していた。その翌日に大幅な流出へと転じた格好だ。
価格も下落した。コインゲッコーによると、ビットコインは8日、8万2700ドル(約1307万円)付近で取引され、過去24時間で約2%下落した。
資金流出は、暗号資産イーサ(ETH)を対象とするイーサリアム現物ETFでも続いている。米国の同ETFは7日、1億6090万ドル(約254億円)の純流出を記録。これで7営業日連続の流出超過となった。
9月29日以降の純流出額は、累計で約5億6900万ドル(約899億円)に達した。ファーサイド・インベスターズによると、7日の流出のうち1億1610万ドル(約183億円)を占めたのが、ブラックロックの「アイシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ETHA)」だ。グレースケールの「イーサリアム・トラスト(ETHE)」が2580万ドル(約41億円)で続いた。

