
ビットコイン下落、6万ドル割れに警戒 強気回復には6万5000ドル突破が必要
ビットコイン(BTC)は火曜日のウォール街取引開始時、今週の安値圏まで下落した。市場分析では、強気派が主導権を取り戻すには、まず6万5000ドル(約1043万円)を奪還する必要があると指摘されている。

ビットコイン(BTC)は火曜日のウォール街取引開始時、今週の安値圏まで下落した。市場分析では、強気派が主導権を取り戻すには、まず6万5000ドル(約1043万円)を奪還する必要があると指摘されている。
ビットコイン、支持線割れで「弱気相場の再演」
トレーディングビューのデータによると、米インフレ指標の発表を控えるなか、売り圧力が再び強まり、ビットコイン価格はこの日1.2%下落した。
BTC/USDは6万4200ドル(約1030万円)で二度はね返され、重要な節目である6万ドル(約963万円)の支持線を再び試す展開となった。

BTC/USD one-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
トレーダーでアナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は、強気派が優位に立つには6万5000ドルを突破する必要があるとみる。
「ビットコインは6万5000ドルを下回る水準で足踏みしている。この水準を抜ければ、7万2000〜7万4000ドル(約1155万〜1187万円)への強い上昇が始まる可能性がある」
同氏はXへの投稿でそう述べた。
「6万5000ドルの支持線は、2月初旬の急落後にいったん支えとなった水準だった。いまは突破すべき抵抗線になっている」
ファン・デ・ポッペ氏は、先週に市場がつけた5万9100ドル(約948万円)という直近のマクロ安値についても、その妥当性に疑問を投げかけた。
「最近の売りはかなり不合理だった。市場が再び上方向に動き出すまで、それほど時間はかからないと思う」

BTC/USD one-day chart. Source: Michaël van de Poppe/X
一方で、トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタル氏は、現在のビットコイン相場と過去サイクルの底値形成過程との間に、さらに二つの重要な類似点があると指摘した。
同氏によれば、BTC/USDは50カ月指数移動平均線(EMA)と、三角保ち合いの支持線をいずれも失った。これは2018年、そして2022年にも見られた動きだという。
「ビットコインは、この下抜けを完全に確認する必要がある。そうなれば、下方向への弱気加速に入ることになる」
同氏はXのフォロワーに向けて、そう警告した。

BTC/USD one-month chart with 21, 50 EMA. Source: Rekt Capital/X
イラン和平期待で原油は6月安値へ
この日、ビットコインは米国株と再び逆方向に動いた。S&P500とナスダック総合指数がそろって1%近く上昇して始まる一方、ビットコインは下落したのである。

S&P 500 one-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
週初には、テック株の急落を受けてアジア市場が圧迫され、相場全体にも下押し圧力がかかっていた。だが米株の反発は、その初期の下落を和らげる格好となった。
一方、原油価格も下落した。米国とイランの和平合意への期待がじわりと再燃したためだ。
ドナルド・トランプ米大統領は月曜日、共和党のリンジー・グラム上院議員向けの電話集会で、アルジャジーラなどが報じたところによれば、こう語った。
「完全な勝利になる」
さらに、こう続けた。
「それはまもなく実現する。原油価格は急落するだろう」

CFDs on US WTI crude oil one-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
米WTI原油のCFD価格は1バレル88ドル(約1万4117円)を下回り、5月29日以来の安値をつけた。

