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Yashu GolaライターAllen Scott監修編集者

ビットコイン3万ドル割れの恐れ 機関投資家が1日供給量の4.5倍を売却

マーケット公開日2026年6月11日

ビットコインを支えてきた機関投資家マネーに異変が起きている。ETFや企業勢は1日あたり約2000BTCを売り浴びせ、頼みの綱だったストラテジーの買いも、いよいよ息切れし始めた。

ビットコイン(BTC)に、再び暗雲が垂れ込めている。新たな分析によれば、機関投資家の需要が大きくマイナスに転じたことで、価格は3万ドル(約482万円)に向けて崩れるリスクが高まっているという。

押さえておくべき点は二つだ。

まず、データ上では、機関投資家がビットコインの1日あたり新規供給量の約450%に相当する量を売却していること。もう一つは、このまま市場の吸収力が弱い状態が続けば、ビットコインは3万ドルを割り込む可能性があるということだ。.

機関投資家は1日約2000BTCを売っている

カプリオール・インベストメンツの機関投資家買いモデルは、ETF、企業財務、マイナー発行量をもとにビットコイン需要を追跡するものだ。

そのモデルによれば、現在の機関投資家による純売却は、1日あたりの採掘供給量の約450%に達している。数量にして、1日およそ2000BTCである。

BTC/USD vs institutional buying market cap. Source: Capriole Investments

言い換えれば、大口保有者は、毎日新たに採掘されるビットコインの4〜5倍を市場に放出していることになる。

なかでも足を引っ張っているのは、現物ビットコインETFだ。ETFの資金フローを示すラインは大きくゼロを下回っており、ETFからの資金流出が、他の需要を飲み込むほど強まっていることを示している。

グラスノードのデータによれば、過去1カ月でこれらのファンドからは約270億ドル(約4兆3300億円)が流出した。

US Bitcoin Spot ETFs net balances vs. BTC price. Source: Glassnode

これは、ETFへの資金流入がビットコインを史上最高値圏へ押し上げた2024〜2025年の流れからの、鮮烈な反転である。

ストラテジーの買い鈍化が弱点に

マイケル・セイラー氏率いるストラテジーは、2026年序盤、ビットコインの機関投資家需要を支える存在だった。同社は第1四半期だけで8万9599BTCを購入している。

第2四半期に入っても買いは続いた。5月下旬までに約6万2300BTCを追加取得し、その中には5月中旬の大口購入、2万4869BTCも含まれていた。これにより、同社の保有量は84万3000BTCを超えた。

Bitcoin price with Strategy purchases. Source: StrategyTracker.COM

この蓄積は、ビットコインが2026年安値の5万9930ドル(約962万円)から約40%反発した動きと重なる。企業財務による需要が、相場回復局面における最も強力な支柱の一つだったとの見方を強めた。

しかし、そのストラテジーの買いも、直近では急速に鈍っている。6月初旬には1550BTCの購入にとどまり、その前には優先株配当の原資を確保するため、32BTCを小規模に売却していた。

ストラテジーの直近の購入ペースは、第1四半期や第2四半期序盤に比べると大きく見劣りする。カプリオールのモデルが推計するETF主導の売り圧力、すなわち1日約2000BTCという規模を、かろうじて埋めるにも足りない水準だ。

アナリスト「3万ドル、あるいはそれ以下も」

アナリストのクリプトブレット氏によれば、ビットコインの今回の下落は、過去の36〜39%級の調整と同程度になる可能性がある。その場合、次の下値目標は4万9000〜5万3000ドル(約786万〜851万円)となる。

BTC’s latest leg down could match its previous 36%–39% declines, putting the next downside target in the $49,000–$53,000 range, according to analyst CryptoBullet.

BTC/USD three-day chart. Source: TradingView/CryptoBullet

この価格帯は、まずは下支えとなる可能性がある。しかし、アナリストのジェル氏が示すフィボナッチ・モデルでは、そこが最終的な弱気相場の底になるとは限らない。

同氏は水曜日の投稿で、過去のビットコイン弱気相場はいずれも、0.618フィボナッチ・リトレースメントを大きく下回ってから底を打ってきたと指摘した。

過去を振り返ると、2014〜2015年には0.618水準を65%下回り、2018年には59%、2022年には44%下回った。

BTC/USD all-time performance chart. Source: TradingView/Jelle

現在のビットコインにおける0.618リトレースメントは、5万7000〜5万8000ドル(約915万〜931万円)付近にある。仮に、比較的浅かった2022年型の下落を繰り返すだけでも、想定される底値は3万2000ドル(約514万円)近辺となる。

さらに2018年型の深い下落なら、2万3000〜2万4000ドル(約369万〜385万円)。2015年型まで悪化すれば、2万ドル(約321万円)近辺が視野に入ることになる。

この記事はCointelegraphの編集方針に従って作成されており、情報提供のみを目的としています。投資アドバイスや推奨を構成するものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴います。読者は独自に調査を行うことを推奨します。

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