
ビットコインが失速 オンチェーン指標は強気と慎重が交錯
ビットコイン(BTC)は火曜日、8万ドル突破に失敗した後に7万6000ドルを下回った。ホルムズ海峡の再開を巡る不透明感とマクロ経済の懸念が市場心理を冷やした。一方で、テクニカルとオンチェーン指標は回復持続性について相反するシグナルを示している。

ビットコイン(BTC)は火曜日、8万ドル突破に失敗した後に7万6000ドルを下回った。ホルムズ海峡の再開を巡る不透明感とマクロ経済の懸念が市場心理を冷やした。一方で、テクニカルとオンチェーン指標は回復持続性について相反するシグナルを示している。
主要レンジに挟まれるビットコイン
ビットコインは2月6日の6万ドル割れから約30%回復したが、7万8000ドル〜8万ドルの供給ゾーンで上昇が止められた。
この水準には現在、20週間指数平滑移動平均線(EMA)も位置しており、強力なレジスタンスとして機能している。
MNキャピタルのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、今回の調整をFOMC前に見られる「典型的な動き」だと指摘した。
「ビットコインは7万9000ドルの抵抗ゾーンに到達し、現在は保ち合いに入っている」と述べ、「市場は依然として強い局面にある」との見方を示した。

BTC/USD 日足チャート Source: Cointelegraph/TradingView
下値では、ビットコインは7万5500ドルのサポートを再テストした。この水準は20日間EMA、100日間EMA、そして上昇チャネルの下限トレンドラインと重なる重要ラインとなっている。
グラスノードのUTXO実現価格分布(URPD)によると、直近のレジスタンスは約7万8000ドル付近で、33万5650BTCがこの水準で取得されている。一方、約29万8560BTCが平均7万5500ドルで取得されており、ここが重要なサポートとして機能している。

ビットコイン URPD. Source: Glassnode
さらに、8万2000ドル〜8万4000ドル付近には大きな供給が控えており、上昇を抑える可能性がある。一方で、6万5500ドル〜6万7000ドルのゾーンには強いサポートが存在する。
また、ビットコインの清算ヒートマップは、7万8600ドル付近に厚い売り注文があり、スポット価格の下には強い買い注文が並ぶ「清算サンドイッチ」の状態を示している。現在の市場構造が比較的タイトであることを示唆している。

ビットコイン清算ヒートマップ. Source: CoinGlass
オンチェーン指標は弱さ残る
グラスノードによると、ビットコイン市場は「強気モメンタムと慎重なセンチメントが混在」しており、不確実性が続いている。
現物CVD(累積出来高デルタ)は1830万ドルから5480万ドルへと増加し、過去1週間で約200%の伸びを記録した。
「これは市場参加者の強気姿勢を示し、短期的な方向性への信頼が高まっていることを意味する」と同社は述べた。
一方で、現物取引量は1週間前の69億5000万ドルから59億9000万ドルへと13.8%減少しており、市場活動の低下を示している。

ビットコイン現物CVDと現物取引高チャート. Source: Glassnode
さらに、1日あたりのアクティブアドレス数も同期間で1.6%減少し、ネットワーク参加の鈍化と投機需要の低下を示している。
「買い圧力は依然として強いが、投機活動の減少はより慎重な投資姿勢を反映している」とグラスノードは指摘した。
スイスブロックのビットコインファンダメンタル指数も同様の見方を示している。この指数はネットワークの健全性や需要、資金フローなどを測定するものだ。
指数は6万ドル割れからの回復とともに中立圏に近づいたが、「価格構造は上向きだが、ファンダメンタルズは依然として弱い」と同社はXで述べた。
「価格は上昇し得るが、中期的なトレンド転換にはより強いファンダメンタルズの裏付けが必要だ」としている。

ビットコインファンダメンタル指数. Source: Swissblock
また、機関投資家の需要も中立的な水準にとどまっている。最大の企業保有者であるストラテジーはBTCの買い増しを続けているものの、米国の現物ビットコインETFには月曜日に2億7300万ドルの純流出が発生した。
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