
米国の現物ビットコインETFに約1兆円流入 BTC価格は3カ月で43%上昇
2026年第3四半期、米国の現物ビットコインETFには63億4000万ドルが純流入した。第2四半期の流出分を一気に取り戻し、ビットコインは2017年以来となる「最強の7~9月」を記録した。

米国の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)に、投資マネーが雪崩れ込んだ。
2026年第3四半期の純流入額は約63億4000万ドル(約1兆11億円)。上半期に低迷していたビットコインが息を吹き返すなか、現物ビットコインETFにとって2026年最大の資金流入を記録した四半期となった。
月別に見ると、その勢いは鮮明だ。
ソーソーバリューのデータによると、7月の純流入額は1億7200万ドル(約272億円)。8月には35億2000万ドル(約5558億円)へと急増した。
9月も26億5000万ドル(約4185億円)が流入した。ただし、8月との比較では約25%減少している。
それでも、資金の流れが大きく反転した事実は変わらない。第2四半期には約50億ドル(約7895億円)が純流出していたが、第3四半期だけで、その流出分を丸ごと取り戻した格好だ。
ビットコイン価格も呼応した。
コイングラスのデータによると、第3四半期の上昇率は42.71%。四半期ベースでは2024年第4四半期以来の大幅上昇となり、第3四半期の成績としては2017年以来の好パフォーマンスを叩き出した。

ただ、9月の最後に水を差す動きもあった。
9月最終日の水曜日、現物ビットコインETFから約1億4900万ドル(約235億円)が純流出。約31億ドル(約4895億円)を呼び込んだ「9日連続の資金流入」に、ついに終止符が打たれた。
資金が向かったのは、ビットコインだけではない。
米国の現物イーサETFには、第3四半期に約30億5000万ドル(約4816億円)が純流入した。ソーソーバリューのデータによれば、第2四半期には約7億1400万ドル(約1127億円)が流出していたが、こちらも鮮やかな反転である。
イーサ価格も、この3カ月で約71%上昇した。
アルトコインETFにもカネは流れた。
XRPのETFには、第3四半期だけで3億800万ドル(約486億円)が純流入。累計純流入額は17億9000万ドル(約2827億円)まで膨らんだ。
9月には、ソラナETFが2億7200万ドル(約430億円)、ジーキャッシュETFが2億4600万ドル(約388億円)の純流入をそれぞれ記録した。
ビットコインからイーサ、そしてアルトコインへ——。第3四半期の暗号資産市場では、ETFを通じた米国マネーの回帰が数字となって表れた。

