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Zoltan VardaiライターRobert Lakin監修編集者

3万円の激安マシンが「3200万円」を掘り当てた! ビットコイン個人採掘で起きた“宝くじ級の奇跡”

最新ニュース公開日2026年7月15日

わずか200ドル未満の小型マイニング機器「ビットアックス」1台が、3.125BTCのブロック報酬を獲得した。世界中の巨大採掘業者を相手に、趣味の個人マイナーが約3240万円を独り占めするという、天文学的な番狂わせが起きた。

たった1台の小さな採掘マシンが、ビットコインの“金脈”を掘り当てた。

個人でビットコインを採掘していたソロマイナーが、低価格のマイニング機器「ビットアックス」1台だけでブロックの検証に成功した。巨大なマイニング施設がひしめく世界で、途方もなく低い確率を突破した、まさに“宝くじ級”の大当たりだ。

ブロックチェーンデータサイト「メンプール・スペース」によると、この個人マイナーは金曜日、ブロック高957382の生成に成功。報酬として3.125ビットコイン(BTC)を受け取った。

その価値は約20万ドル。日本円にして、実に約3240万円にのぼる。

Source: Public Pool

約3万円のマシンが、約3240万円に化けた

ビットコインのマイニングプール「パブリック・プール」によると、今回使われたのは、わずか1台のビットアックスだった。

ビットアックスは、消費電力を抑えた個人向けの小型ビットコインマイニング機器だ。価格は200ドル未満、日本円にして約3万2400円未満。ハッシュレートは毎秒約1テラハッシュ(TH/s)にすぎない。

世界中のビットコイン採掘機器が生み出す計算能力と比べれば、文字通り“砂粒”のような存在だ。

それでも今回は、その小さな機械が世界中の強力なマイニング施設を差し置き、ブロックを引き当てた。

約3万円の投資が、約3240万円の報酬に変わった計算になる。もちろん再現性のある投資法とは到底言えないが、個人マイナーにも一発逆転の可能性が残されていることを、これ以上ない形で証明した格好だ。

今年4月にも、別の個人マイナーが「CKプール」のソロマイニングサービスを通じて、単独でのブロック検証に成功している。

さらに2月には、マイニング事業者から借りたハッシュレートを使って、個人マイナーがブロックを掘り当てた。このケースでは、ブロックを発見した採掘機器そのものを本人が所有していたわけではなかった。

Solo block stats, one-year. Source: Bennet.org 

個人マイナーが1年間で約7億6200万円を獲得

ソロマイニングでブロックを引き当てる確率は極めて低い。

それでも今回の成功は、2026年に入ってから趣味レベルの個人マイナーが検証した、12個目のビットコインブロックとなった。

過去12カ月間に個人マイナーへ支払われた報酬の総額は、470万ドルを突破。日本円では約7億6200万円に達している。

ソロマイナーのデータを集計する「ベネット」によると、過去1年間に個人マイナーが検証したブロックは計24個だった。

前年と比べると、ソロマイニングによるブロック生成数は41%増加している

個人マイナーに支払われた報酬は合計75.4BTC。ドル換算では約470万ドル、日本円では約7億6200万円となる。

平均15日に1回、誰かが“大当たり”

個人マイナーがビットコインのブロックを引き当てる平均間隔は、15.2日に1回となっている。

一方、成功者がまったく現れなかった最長期間は58日間だった。

安価な採掘機器を動かしていれば、誰でも簡単に数千万円を得られるわけではない。電気代を払い続けながら、何年動かしても一度も報酬を得られない可能性の方が圧倒的に高い。

それでも、約3万円の小さな採掘機器が約3240万円を生み出した今回の出来事は、ソロマイニングという“究極のビットコイン宝くじ”が、今も確かに存在していることを見せつけた。

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