ビットコインが今年25万ドルに到達するとの見通しを示しているBitMEX共同創業者アーサー・ヘイズ氏は、現時点ではビットコインへの投資を急がず、米連邦準備制度の金融政策が緩和に転じるまで様子を見る方針を示した。
ヘイズ氏は火曜日にYouTubeで公開されたポッドキャスト「コインストーリーズ」で、「今1ドルを投資するとしたらビットコインに入れるかと言われれば、答えはノーだ。私は待つ」と語った。
同氏はまた、「この紛争が長引くほど、米国の戦争体制を支えるためにFRBが資金供給を行わざるを得なくなる可能性が高まる」と述べた。
ヘイズ氏は、FRBが金融緩和に動いた時点でビットコインを購入する考えを示した。
「中央銀行が資金を供給し始めた時が、私がビットコインを買うタイミングだ」
ヘイズ氏は「戦争はビットコインにとってプラス」という見方もあるとしながら、より正確な理解は「資金供給がビットコインにとってプラス」というものだと指摘した。
また同氏は、ビットコインがすでに底値を付けたかどうかについては確信が持てないとも述べた。執筆時点でビットコインは6万9926ドルで取引されており、2025年10月の過去最高値12万6000ドルから45%下落している。ただしヘイズ氏は、地政学的緊張が続けばさらに下落する可能性があると警告した。
「米国とイランの不幸な戦争が続けば、株式市場とビットコインで大規模な売りが起きる状況も考えられる」と同氏は述べた。

ビットコイン 6万ドル以下まで下落?
ヘイズ氏は、この状況がビットコインを6万ドル以下まで押し下げる可能性もあると説明し、「大規模な清算の連鎖が起きる可能性がある」と述べた。ビットコインは2月6日に一時6万ドル付近まで下落した後、緩やかな上昇トレンドに入っている。
ヘイズ氏はこれまでビットコインに強い見通しを示してきた人物であり、昨年10月の時点でも年末までに25万ドルに達するとの予測を維持していた。
一方、短期的な市場見通しについては別のアナリストがより強気な見方を示している。ミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は、ナスダックの「強い上昇」がビットコインにとって追い風になる可能性を指摘した。
同氏は「不確実性を示す材料はほとんど残っていない。今後しばらくはビットコインやアルトコインの上昇余地が大きい」と述べた。
一方ヘイズ氏は、ビットコインが10万ドル未満で推移する期間は今後それほど長く続かないとの見方も示している。

