仮想通貨アナリストによると、ビットコイン(BTC)の直近の上昇による勢いはアルトコイン市場にも波及する可能性があり、ビットコインが上昇を続ければ、アルトコインは最大で60%の上昇余地がある。
MNトレーディング・キャピタル創業者のマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は木曜日、「今回の上昇局面は8万6000ドルまで伸びる余地があり、アルトコインはここから30〜60%上昇する可能性がある」と述べた。
CoinMarketCapのデータによると、8万6000ドルは1月28日以来の水準であり、現在価格の7万7890ドルから約10%の上昇に相当する。

ヴァン・デ・ポッペ氏はこの強気見通しの背景として、ナスダックの「V字回復」を挙げた。ナスダック総合指数は過去30日間で11.31%上昇している。
仮想通貨市場では、ビットコインが過去最高値を更新し、その後イーサリアムが上昇することで、よりリスクの高いアルトコインへ資金が流入するとの見方が広く共有されてきた。
ただし、ビットコインは10月に記録した過去最高値12万6100ドルからはまだ大きく離れている。TradingViewによると、アルトコインの時価総額も10月以降で28.09%減少しており、出遅れが目立つ。
ヴァン・デ・ポッペ氏は、ビットコインが7万5000ドルを維持することが「極めて重要」だと指摘する。
だが市場全体はこの水準の維持に確信を持っていない。ポリマーケットのトレーダーは、5月1日までにビットコインが7万5000ドルを下回る確率を55%と見ている。ビットコインアナリストのウィリー・ウー氏はXで、8万ドルが「依然として重要な試金石」だと指摘した。さらに仮想通貨アナリストのジェル氏も木曜日の投稿で、「弱気市場の底打ちが完了したかはまだ確信が持てない」と述べている。
ビットコインを支える3つのマクロ要因
ビットワイズの欧州リサーチ責任者であるアンドレ・ドラゴシュ氏は水曜日のX投稿で、ビットコインにとっての3つの「上昇要因」を挙げた。
「ビットコインは景気後退リスクを織り込みつつあり、その観点では依然として割安だ」と同氏は述べ、これを最初の要因として挙げた。

さらに、インフレが上昇する中でも金利が低下している点、そして量子コンピューティングへの懸念が薄れる中で、ビットコインが世界のマネー供給量に対して評価を高める可能性がある点を指摘した。

