ビットコイン(BTC)は水曜日のウォール街開場前後に7万ドルを再び上回った。米国のインフレ指標が市場予想と一致し、リスク資産に安心感を与えた。
CPIが予想通りでビットコイン小幅上昇
TradingViewのデータによると、BTC価格は小幅な上昇を記録したものの、前日に付けた高値には届かなかった。

米労働統計局(BLS)のデータによれば、2月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.4%となり、市場予想と一致した。

この結果は、地政学的な不安定さとインフレへの影響を巡る懸念で神経質になっていた市場にとって安心材料となった。ただし、イラン戦争や原油供給の逼迫がインフレに与える影響は、3月のデータでより明確に反映される可能性が高い。
市場分析メディアのコベイシレターはX投稿で「市場は今後、3月のデータを待つことになる」と指摘する。
最近のインフレ指標は予想を上回るものも下回るものもあり、イラン情勢が本格化する前からインフレ動向は不安定な様相を示していた。
CPIに影響を与える重要要因である原油価格はこの日、国際エネルギー機関(IEA)が史上最大規模となる4億バレルの緊急放出を承認したことで、90ドルを下回る水準にとどまった。

トレーダーはレンジ戦略を維持
ビットコイン価格は依然としてレンジ相場にあり、市場参加者は強気・弱気いずれにも大きく賭ける状況にはない。
アナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏はX投稿で「非常にシンプルだ。レンジの下限で買い、上限で売る」といい、さらにこう続けた。
「今月中に上方向へのブレイクでより高い水準を試す可能性があると考えている。ただしそうならない場合でも、より低い水準では買いを検討する」

トレーダーのレナート・スナイダー氏は、下方向の流動性が局所的な底を形成する可能性に注目しており、その水準は6万5000ドル付近になる可能性があるとみている。
$BTC is compressing pre-CPI.
— Lennaert Snyder (@LennaertSnyder) March 11, 2026
Bitcoin swept ~$71,563 liquidity and rejected like I mentioned yesterday.
I'm already in some shorts, and I'm willing to add if we get a MSB by losing the ~$69,268 low.
My short target will be the liquidity at ~$65,957. Letting 10% open for a… pic.twitter.com/DN3rb9lTha
市場監視サイトのコイングラスのデータによると、過去24時間の仮想通貨市場の清算額は約2億4000万ドルとなり、その多くをショートポジションが占めた。
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