ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)のトークン保有企業AIフィナンシャルは、運転資本不足と負債超過により、今後1年間の事業継続能力に重大な疑義が生じていると明らかにした。
同社は月曜日発表の第1四半期決算で、2億7150万ドルの純損失を計上した。前年同期の240万ドル損失から大幅悪化となった。
AIフィナンシャルは以前、「ALT5シグマ」の社名で知られていた。
現在はワールド・リバティ・ファイナンシャルCEOのザック・ウィトコフ氏が会長を務めている。
同社によれば、3月28日時点で約550万ドルの運転資本不足を抱えていた。負債総額3910万ドルに対し、資産総額は3220万ドルだった。
AIフィナンシャルは、「これらの状況は、財務諸表発行日から1年以内に、当社が継続企業として存続できるかについて重大な疑義を生じさせている」と説明した。
WLFI保有で巨額含み損
AIフィナンシャルは、仮想通貨保有を進めるブームの中で、WLFI購入企業の1社となっていた。
WLFIは、トランプ一家支援を受ける同名仮想通貨プラットフォームのトークンだ。
AIフィナンシャルは、債務履行へ対応するため、3月28日時点で73億WLFIを保有していると説明した。評価額は7億340万ドルで、流動性改善へ利用できるとしている。
ただし、同社が保有するWLFIの価値は昨年12月末以降、約3分の1下落している。現在、同社は3億4830万ドルの未実現損失を抱えている。WLFI取得総額は約14億6000万ドルだった。
ワールド・リバティから1500万ドル借入も
AIフィナンシャルはさらに、1月にワールド・リバティから約1500万ドルを借り入れたことも明らかにした。同社は、トランプ関連企業であるワールド・リバティとの融資契約に基づき資金を引き出したと説明している。この資金は、自社株買いプログラムや追加WLFI購入に充てる予定だという。
AIフィナンシャル株(AIFC)は火曜日、0.85ドルで取引を終え、前日比6.3%下落した。月曜日取引分も含めると、2日間で約10%下落したことになる。同社株価は過去12カ月で約87.5%下落している。

AIフィナンシャルは8月初旬、15億ドル規模の直接募集と私募増資完了後、WLFIトレジャリー企業化を進めていた。
この取引完了時、ザック・ウィトコフ氏がAIフィナンシャル会長へ就任した。
また、ワールド・リバティ共同創業者ザック・フォークマン氏も取締役会オブザーバーとなった。
さらに、トランプ米大統領の息子エリック・トランプ氏も取締役へ加わっていた。ただし、同氏は先月下旬、同社ウェブサイトの経営陣紹介ページから削除されている。

