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Nate Kostar
執筆者:Nate Kostarスタッフライター
Robert Lakin
校閲:Robert Lakinスタッフ編集者

VisaがTempoバリデータノードを立ち上げ、ブロックチェーン推進を加速

VisaがTempoバリデータノードを立ち上げ、ブロックチェーン推進を加速
ニュース

Visaは、リアルタイムのステーブルコイン決済向けに設計されたTempo(テンポ)ネットワークにおいて、トランザクションの検証と処理を直接行うバリデータノードを立ち上げた。

Visaによれば、このノードは自社インフラを使用して社内で運用されており、Tempoのエンジニアリングチームと6ヶ月かけて開発された。これにより、同社はStripe(ストライプ)やZodia Custody(ゾディア・カストディ)といった初期参加者と並び、「アンカー・バリデータ」としての地位を確立した。

この役割により、Visaはトランザクション検証レイヤーに加わり、ネットワークの初期段階におけるセキュリティとパフォーマンスを支えながら、決済の順序付けと確定を支援することになる。

Tempoは、リアルタイム決済とステーブルコインベースの取引に特化したレイヤー1ブロックチェーンであり、バリデータは取引の確認とネットワーク台帳の維持を担当する。

発表によると、ネットワーク上のバリデータは、ブロックに取引をパッケージ化する役割に選ばれると、ステーブルコイン建ての報酬を得ることができる。しかし、同社の広報担当者はコインテレグラフに対し、「現段階におけるVisaの主な焦点は、経済的利益よりも、バリデータを運用するという戦略的かつ技術的な役割にある」と語った。

今回の動きは、金融機関と提携してプライバシーを重視したオンチェーン決済システムに取り組むCanton Network(カントン・ネットワーク)でのバリデータ就任に続く、Visaの既存のブロックチェーン活動をさらに強化するものだ。

決済企業がステーブルコイン・インフラを拡大

ステーブルコインが決済手段として普及するにつれ、主要な決済企業は伝統的金融とブロックチェーンベースの決済を繋ぐインフラの拡充を急いでいる。

2024年10月、Stripeはステーブルコイン・プラットフォームであるBridge(ブリッジ)を11億ドルで買収することに合意。翌年には100カ国以上のクライアント向けにステーブルコインベースの口座を導入し、企業が伝統的な銀行残高と同じように米ドルステーブルコインを送金、受領、保持できるようにした。

先月、Mastercard(マスターカード)は、ステーブルコイン・インフラ企業であるBVNKを最大18億ドルで買収することに合意した。BVNKは、企業がステーブルコイン決済を行い、法定通貨と仮想通貨を交換し、130カ国以上で事業を展開することを可能にする。

一方でVisaは、自社システムの構築と運用に注力してきた。7月には、同社の決済プラットフォームを拡張し、PayPal USD(PYUSD)やEuro Coin(EURC)などのトークン、およびStellar(ステラ)やAvalanche(アバランチ)といったネットワークをサポートした。

また3月には、Bridgeとのステーブルコイン・カード提携を18カ国に拡大し、年内には100以上の市場に広げる計画を立てている。

DefiLlamaのデータによると、本稿執筆時点でのステーブルコインの時価総額は約3,190億ドルに達しており、年初の約3,075億ドルから増加している。

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Stablecoin market cap. Source: DefiLlama



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