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Helen Partz
執筆者:Helen Partzスタッフライター
Bryan O'Shea
校閲:Bryan O'Sheaスタッフ編集者

米SEC、予測市場連動ETFの審査延期 開示と構造の追加情報を要求

米SEC、予測市場連動ETFの審査延期 開示と構造の追加情報を要求
ニュース

米証券取引委員会(SEC)は、予測市場に連動する初の上場投資信託(ETF)の上場を延期した。商品構造や開示内容について追加情報を求めたためだ。ロイターが報じた。

ロイターによると、延期の対象はラウンドヒル・インベストメンツ、グラナイトシェアーズ、ビットワイズが提案した20本以上のETFに及ぶ。これらの発行体は2月に申請しており、75日間の審査期間を経て今週の上場が見込まれていた。

これらのETFは、選挙、経済指標、市場価格など、イエス・ノーの二択で決済されるイベント契約へのエクスポージャーを提供する仕組みで、カルシのような予測市場プラットフォームで直接取引する必要がない点が特徴だ。

今回の延期は、インサイダー取引や倫理問題、相場操縦といった懸念を背景に、予測市場の規制を巡る米国の対応が引き続き模索段階にあることを示している。

「延期は一時的」との見方

ロイターによると、今回の延期は一時的な措置となる可能性が高い。発行体が商品構造や開示内容の追加情報を提出し、SECがそれを審査すれば、手続きは再開される見込みだ。

ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、これらのETFが木曜日に上場する見通しだったと指摘した。アナリストのジェームズ・セイファート氏は先週、ラウンドヒルの申請が5月5日に効力発生日を迎えるとしており、米議会の多数派が民主党か共和党かといったイベント契約に連動するETFが登場する見込みだった。

Source: James Seyffart

予測市場ETFの仕組み

予測市場ETFは、専用プラットフォームでの直接取引なしに、二択のイベント契約への投資機会を提供することを目的としている。

20本以上の提案商品の詳細は異なるが、一般的にはデリバティブを用いて、カルシのような商品先物取引委員会(CFTC)の規制下にあるプラットフォームで取引される契約の確率を追跡する。これらの契約は、イベントが発生すれば1ドル、発生しなければ0ドルで決済される。

ラウンドヒルは2月の申請で、これらのETFには従来の先物やオプション、証券とは異なる「特有のリスク」があると指摘している

同社は、イベント契約への投資が大きな損失や評価の不確実性、投資目的からの乖離を招く可能性があると説明した。

さらに、イベントの定義や使用するデータ、判定時期に関する解釈の違いによって、誤りや曖昧さ、紛争が生じる可能性があり、決済に影響を与えるリスクにも言及している。

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