新たなデータによると、価格体系の刷新を経て、ポリマーケット(Polymarket)はDeFiで最も収益性の高いプロトコルの一つとなった。第2四半期の第1週には約710万ドルの手数料を創出している。
このペースが維持されれば、年間換算での手数料収入は約3億6,500万ドルに達すると推定される。これにより、同プラットフォームは業界トップクラスの手数料創出プロトコルとしての地位を確立し、オンチェーン予測市場セクター全体の手数料収入の96.8%を占めることとなる。
DeFiLlamaのデータによれば、この躍進は3月30日の価格変更に伴うもので、1日あたりの手数料は約100万ドルにまで押し上げられた。高い取引活動が続く中でこの水準は維持されており、ポリマーケットは、ステーブルコイン発行体のサークル(USDC)やテザー(USDT)、分散型デリバティブ取引所のハイパーリキッド(Hyperliquid)と並び、手数料ベースでDeFiプロトコル第8位にランクインしている。
オンチェーン指標も手数料以外の成長を裏付けている。火曜日時点の預かり資産総額(TVL)は4億3,200万ドルを超え、2024年11月の米大統領選挙時の最高値(約5億1,000万ドル)に迫る勢いを見せている。

ICEがポリマーケットを支援する一方、規制の不確実性は残る
ポリマーケットの収益エンジンは、主流のパートナーをも引き寄せ始めている。ニューヨーク証券取引所のオーナーであるインターコンチネンタル取引所(ICE)は3月27日、20億ドルの広範なコミットメントの一環として6億ドルの現金投資を完了し、ポリマーケットへの賭けを強めた。この提携により、ICEは同プラットフォームのイベント駆動型データを機関投資家向けに配信する予定だ。
インフラレベルでは、ポリマーケットは月曜日、ポリゴン(Polygon)上のブリッジ版USDC.eに代わり、1対1でUSDCに裏打ちされた新トークン「Polymarket USD」を導入すると発表した。これは4月の取引所アップグレードの一環として取引担保を引き継ぐ。同プラットフォームでは現在、米国・イラン紛争、原油、インフレ、株価指数など、取引量の多い市場が次々と立ち上がっている。
収益が拡大する一方で、規制リスクは依然として残っている。予測市場は一部の米国の州や他国のギャンブル規制当局からの反発に直面しており、最近ではハンガリーとポルトガルが国内でのブロックを命じたほか、アルゼンチンも「無許可のギャンブルサイト」であるとして、ポリマーケットに対して国全体でのブロックを実施している。

