仮想通貨ハードウェア企業レジャーは、元サークル幹部のジョン・アンドリュース氏を最高財務責任者(CFO)に任命し、米国展開の一環としてニューヨークに新オフィスを開設した。アンドリュース氏はこれまでサークルで資本市場および投資家対応(IR)を統括していた。
金曜日の発表によると、ニューヨーク拠点は米国事業に対する数百万ドル規模の投資の一部であり、エンタープライズ部門やマーケティング部門で数十人規模の雇用創出が見込まれている。同拠点は、デジタル資産のカストディおよびガバナンス機能を提供する「レジャー・エンタープライズ」など、同社の機関投資家向けビジネスのハブとして機能する。
今回の拡張は、安全なデジタル資産インフラを求める銀行、資産運用会社、カストディアン、ステーブルコイン発行体からの需要拡大を背景としている。
1月には、レジャーが米国での新規株式公開(IPO)を検討していると報じられ、企業価値は40億ドル超と評価される可能性があるとされた。協議にはゴールドマン・サックス、ジェフリーズ、バークレイズが関与しているとされる。2025年には売上高で過去最高を記録した。
仮想通貨企業のIPO、2026年に本格化か
レジャーの動きは、2026年に上場を検討する仮想通貨企業が増加している流れの中で起きている。
昨年11月には、アニモカ・ブランズの創業者ヤット・シウ氏が、同社が逆合併による上場を目指していると語った。
今月には、デジタル資産ウェルスプラットフォームのアブラが、特別買収目的会社(SPAC)を通じて上場する計画を発表し、企業価値は7億5000万ドルとされた。
米国の大手仮想通貨取引所のひとつであるクラーケンについても、2024年以降IPO観測が続いている。昨年11月18日には、8億ドルの資金調達を受けて企業価値が200億ドルに到達し、その翌日には米証券取引委員会(SEC)に対し、上場に向けた登録書類の草案を非公開で提出した。
ただし、今週にはロイターが、市場環境の改善を待つためクラーケンがIPO計画を一時停止したと報じている。

