米国上場のHYPE関連ETFが水曜日に取引量を50%伸ばした。アナリストらは、新規ETFとしては異例の動きだと指摘している。
SoSoValueデータによれば、ビットワイズと21シェアーズが提供する2本のハイパーリキッド(HYPE)ETFは、今月の上場以降、累計取引額が約4100万ドルに達した。
ブルームバーグETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、水曜日のX投稿で、「ETFが上場後に取引量を増やし続けるのは非常に珍しい」と指摘した。「通常は初日に大きく盛り上がった後、取引量は減少するか、何カ月もほぼ忘れ去られる」と説明した。
そのうえで、「今回のように初週で成長を続けるケースは珍しい」と述べた。
バルチュナス氏は、このETF成長について、「株式、債券、金、ビットコイン、仮想通貨全体が下落する中、HYPEだけが上昇していた完璧なタイミングで上場した」ことが背景にあると分析している。

HYPEトークンは年初来で120%上昇している。過去24時間でも18.5%上昇し、56ドルまで値を伸ばした。トレーダーはHYPEおよびハイパーリキッドのプラットフォームへ資金を流入させている。
一部アナリストは、ハイパーリキッドが仮想通貨パーペチュアル先物市場の大きなシェアを獲得していることから、「次世代の人気仮想通貨テーマ」になりつつあるとみている。
過去1年間では、S&P500が8.6%上昇、ナスダック100が16%上昇した。一方、ビットコインは11%下落している。
「ハイパーリキッドは単なる取引所ではない」
今回の動きは、ビットワイズが前日に「市場はHYPEを過小評価している」と主張した直後に起きた。
ビットワイズは、ハイパーリキッドについて、「単なる仮想通貨取引所ではなく、複数資産クラスを扱うスーパーアプリだ」と評価している。
21シェアーズは、5月12日に米国初のHYPE ETFとなる「21シェアーズ・ハイパーリキッドETF(THYP)」を上場した。
ただし、純流入額は120万ドルにとどまっていた。これは、ソラナのステーキングETFなど他アルトコインETF上場時と比べると低水準だった。
その後、ビットワイズ・ハイパーリキッドETF(BHYP)が5月14日に上場した。初日純流入額は75万ドルだった。
しかし、水曜日には両ETFとも過去最大の純流入を記録した。合計純流入額は2550万ドルに達した。
内訳は、21シェアーズのETFが1660万ドル、ビットワイズのETFが880万ドルとなっている。
仮想通貨資産運用会社グレースケールも、3月にハイパーリキッドETFを申請している。現在、このETFは米規制当局による審査中だ。
オンチェーン分析アカウントのLookonchainは水曜日、グレースケール関連ウォレット2件が過去1週間で2500万ドル相当のHYPEを購入し、ステーキングしていたと報告した。ただし、この動きが同社ETF計画と関連しているかは不明だ。

