ステーブルコイン発行企業サークルは、自社版のラップド・ビットコインを立ち上げる計画を明らかにした。これにより、コインベースやビットゴーといった既存プレイヤーと競合し、機関投資家市場を狙う。
木曜日に発表されたこの資産は「cirBTC」と呼ばれ、イーサリアム上でローンチされる予定である。ビットコイン(BTC)に1対1で裏付けられ、OTCデスク、マーケットメイカー、レンディングプロトコル向けに設計されている。
サークルは、この資産が「高い安全性と中立性を備えたラップドBTCを機関投資家に提供することを目的とする」と説明した。
ビットコインの主要な買い手となっている金融機関は、分散型金融(DeFi)の活用を模索している。
ラップド・ビットコインは、ビットコインをイーサリアムなど他のブロックチェーン上で利用可能にする仕組みであり、DeFiへのアクセスを可能にする。
サークルによると、cirBTCはイーサリアムに加え、同社のレイヤー1ブロックチェーン「Arc」でも展開される予定である。
コインベースやビットゴーが先行
サークルの参入により、既に存在するラップド・ビットコイン市場での競争が激化することになりそうだ。
現在、市場はビットゴーのラップド・ビットコイン(WBTC)とコインベースのcbBTCが主導している。
cbBTCは2024年9月にローンチされ、時価総額は約59億ドル、供給量は8万8800トークンとなっている。
一方、WBTCは約80億ドルの時価総額と11万9157トークンの流通量を持ち、市場をリードしている。ただし、この水準はビットコインがサイクル高値を付けた2021年11月のピーク時の約半分である。

取引所も参入、競争激化
複数の仮想通貨取引所もラップド・ビットコインを展開している。
クラーケン・ラップドBTC(KBTC)、ゲート・ラップドBTC(GTBTC)、バイナンス・ラップドBTC(BBTC)、フォビBTC(HBTC)、OKXラップドBTC(XBTC)などがあるが、いずれも市場規模は上位2銘柄に比べて小さい。

