
ビットコインがまた爆上げ寸前!米イラン和平期待で原油安、6万5000ドル突破なら暗号資産相場が一変
米イラン和平への期待で原油価格が下落するなか、ビットコインは6万4,000ドル台を回復。市場では「6万5,000ドル突破」が暗号資産全面高の号砲になるとの見方も出ている。

ビットコイン(BTC)が、またぞろ市場の主役に躍り出ようとしている。
金曜日、米国とイランの和平機運を背景に原油価格が抑えられるなか、ビットコインは7月の新高値をうかがう展開となった。
ビットコイン、6万4,350ドルに到達 ドル高・原油安のなかで上昇
トレーディングビューのデータによると、BTC/USDは6万4,000ドル(約1,039万円)を突破。3週間ぶり高値まで、あと400ドル(約6万5,000円)に迫った。

BTC/USD four-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
米国とイランの和平合意がなお救済されるのではないか――。そんな期待が市場に残るなか、米国産WTI原油は1バレル76ドル(約1万2,300円)で跳ね返された後、安値圏にとどまった。

CFDs on US WTI crude oil one-day chart. Source: Cointelegraph/TradingView
一方、米ドル高の勢いも3日連続で鈍化。米ドル指数(DXY)は6月中旬以来の低水準に近づいている。

US dollar index (DXY) one-day chart. Source: Cointelegraph/TradingView
現在のマクロ環境について、トレーディング企業QCPキャピタルは、経済リスクがなお高まり続けていると警告した。特に同社が注目したのが、米国の戦略石油備蓄(SPR)だ。
「金融面でのクッションが期待できない以上、物理的な備えがより重要になる。原油市場では、ドーハ協議が海運合意なしに終了し、7月7日にはミサイルがタンカー2隻を直撃した。ホルムズ海峡の物流も、依然として通常水準を大きく下回っている」
QCPは、最近のイラン情勢についてこう指摘した。
さらに同社は、米国の戦略石油備蓄が3億1,950万バレルまで減少し、1983年以来の低水準になっていると説明。市場が「ストレスゾーン」と見る3億バレルまで、残りわずか1,950万バレルしかないと警鐘を鳴らした。

US SPR one-week chart. Source: Cointelegraph/TradingView
QCPはまた、ビジネスインテリジェンス企業ストラテジーによる最近のBTC売却にも言及。不安定さは暗号資産市場にも広がっていると分析した。
「それが最もはっきり表れているのはプライベートクレジット市場だ。複数のファンドで、解約請求が四半期5%のゲートを突き抜けている」
暗号資産市場は「日を追うごとに良くなっている」
一方で、より長期的な見通しについては、楽観論も出ている。
マーケット分析メディアのザ・コベイシ・レターは、米国のインフレ率が2026年に4.5%を超える確率が20%を下回ったと指摘した。
同メディアは木曜日、予測市場ポリマーケットのデータを添えて、Xにこう投稿している。
「わずか7週間前には、今年インフレ率が4.5%を超える確率は85%あった」
「インフレ期待は再び低下している」

Source: The Kobeissi Letter/X
暗号資産トレーダー兼アナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペも、原油価格のトレンドを市場全体の「大幅な上昇余地」につながる重要要因のひとつとして挙げた。
同氏は金曜日、Xのフォロワーに向けてこう述べている。
「市場は日を追うごとに良くなっている」
「ビットコインは再び、6万5,000ドル(約1,056万円)という重要なレジスタンスに挑んでいる。ここを突破すれば、多くのアルトコインの下降トレンドが上昇トレンドに転換することになる」
なお、関連記事では、ビットコインETFから27億ドル(約4,384億円)規模の売りが一巡した後、新たに8,500万ドル(約138億円)の純流出が発生したことも報じられている。
つまり、相場はまだ完全な楽観一色ではない。
それでも、ビットコインは再び6万5,000ドルの扉を叩いている。ここをこじ開けられるかどうかが、暗号資産市場全体の“夏相場”を左右する分水嶺になりそうだ。
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