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William SubergライターAllen Scott監修編集者

ビットコイン大底まで「残り59日」か 含み損BTCが50%を突破、始まった“反転カウントダウン”

マーケット公開日2026年7月17日

全ビットコインの半分以上が含み損に沈んだ6月5日から、すでに42日が経過した。過去の弱気相場では、このラインを超えてから最長でも101日以内に価格が底を打っている。さらに、投資家の熱狂を示す「感情的プレミアム」も消滅寸前。長かった冬の終わりは近いのか。

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ビットコイン(BTC)の次なる大底まで、残された時間はあとわずかなのかもしれない。

弱気相場の進み具合を測る古典的なオンチェーン指標が、すでに2カ月近くにわたって「底打ちへのカウントダウン」を刻んでいる。

ポイントは次の3つだ。

・6月上旬、含み損状態にあるビットコインの供給量が、今回の弱気相場で初めて全体の50%を突破した
・過去の弱気相場では、この50%ライン突破後にマクロ的な価格の底が訪れている
・別の指標でも、強気相場で膨らんだ投資家の「感情的プレミアム」が消えた可能性が示されている

含み損50%突破から42日、過去2番目の長さに

暗号資産調査会社K33リサーチは、2026年上半期の総括レポートで、全ビットコイン供給量の50%以上が含み損状態になったと指摘した

保有者の半分以上が「買った価格より現在価格の方が安い」という状況だ。

これは弱気相場でよく見られる現象であり、ビットコイン価格が長期的な底値にどこまで近づいているかを測る目安として使われてきた。

K33のデータによると、含み損状態の供給量が50%を突破した後、ビットコインは遅くとも101日以内に底を打っている。

ただし、底打ちまでの期間は弱気相場ごとに異なる。

2022年には、50%突破からわずか13日後に底値へ到達。2018年の弱気相場では23日を要した。

最も時間がかかったのは2014年だ。含み損の供給量が50%に達してから、ビットコインはさらに101日間にわたって下落を続けた。

そして2026年。

今回も過去の弱気相場と同じように、6月5日に含み損状態の供給量が50%を突破した。それからすでに42日が経過している。

これは、過去のビットコイン弱気相場における「底打ち待ち期間」としては、歴代2番目の長さだ。

過去最長の101日という記録が今回も当てはまるなら、単純計算で残りは59日となる。

BTC supply in loss and days until bear-market bottom (screenshot). Source: K33 Research

K33は、この現象が起きた後の1年間について、「リターンは非常に堅調になる傾向がある」と説明している。

一方、オンチェーン分析プラットフォームのクリプトクオントに寄稿するアクセル・アドラー・ジュニアは7月上旬、含み損状態の供給量が、過去の弱気相場の底に相当する水準へ達するまで「あと約2カ月」と推定していた。

クリプトクオントのデータでは、7月17日時点の含み損供給量は46%となっている

投資家の「熱狂」は消えた

クリプトクオントはさらに、ビットコイン投資家の取得価格を分析するモデルから、極めて珍しいシグナルが出ていると指摘した。

注目されているのは、「実現時価総額分散(RCV)」と呼ばれる指標だ。

RCVは、ビットコインが最後に移動した時点の価格を基に算出する「実現時価総額」と、現在価格を基にした通常の「時価総額」との差を測定する。

現在、この指標は過去の全データの下位6%にまで落ち込んでいる。

クリプトクオントの寄稿者、クレイジーブロックは、17日に公開した分析記事で次のように説明した

「このモデルは価格だけを追うものではない。実現時価総額と時価総額の差を、それぞれの過去の推移と比較することで、投資家の取得価格が現在の評価額に対して、どれほど拡大または圧縮されているかを捉えている」

相場の上昇局面では、「まだ上がる」「今買わなければ乗り遅れる」という投資家の熱狂が価格に上乗せされる。

しかし、その差が大きく縮小し、Zスコアが深いマイナス圏に入った場合、上昇相場で積み上がった「感情的プレミアム」の大部分が価格から消えたことを意味するという。

「この指標は物語や市場の雰囲気を読むものではない。資本がどのように分布しているかを読んでいる」

現在、標準化されたRCVのZスコアはマイナス2.35だ。

この数字もまた、ビットコインの弱気相場が最終局面に差しかかっている可能性を示している。

Bitcoin RCV data (screenshot). Source: CryptoQuant

過去はすべて「1年後に75%超上昇」

過去のデータでは、RCVのZスコアが長期間にわたってマイナス2.0を下回った局面は、いずれもその後の大幅上昇につながっている。

具体的には、2015年初頭、2018年末、2022年半ばだ。

いずれのケースでも、その後12カ月間のビットコインのリターンは75%を超えた。

このデータの中で最も極端だったのは、2018年11月に記録したマイナス4.68だ。

そのタイミングは、ビットコインが約3792ドル(約61万6000円)でサイクルの底値を付けた時期と、ほぼ完全に一致していた。

足元では、10万7000ドル(約1738万円)付近でビットコインを購入した投資家の動向からも、2026年の弱気相場が底へ近づいている初期シグナルが出ているとの分析がある。

もちろん、過去のパターンが今回もそのまま再現される保証はない。

それでも、含み損供給量と投資家の取得価格という異なる2つのデータが、そろって「弱気相場の終盤」を示し始めた。

強気相場の熱狂は消え、売りたい投資家は売り、残ったのは損失に耐える保有者たち――。

ビットコイン市場は今、長い冬の出口に立っているのかもしれない。

この記事はCointelegraphの編集方針に従って作成されており、情報提供のみを目的としています。投資アドバイスや推奨を構成するものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴います。読者は独自に調査を行うことを推奨します。

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