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Stephen Katte
執筆者:Stephen Katteスタッフライター
Felix Ng
校閲:Felix Ngスタッフ編集者

トランプ・ミームコイン、大口保有者が急増 フロリダ私邸でのイベント発表が引き金に

トランプ・ミームコイン、大口保有者が急増 フロリダ私邸でのイベント発表が引き金に
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米国大統領ドナルド・トランプ氏に関連するミームコイン「TRUMP」を100万枚以上保有するウォレット数が、フロリダの邸宅でのイベント開催発表を受け、5カ月ぶりの高水準に急増した。

SantimentのX投稿によると、現在100万TRUMP以上(約370万ドル相当)を保有するウォレットは83に達しており、これは2025年10月8日以来の最多水準となる。

トランプ氏との昼食会は4月25日にフロリダのマールアラーゴで開催予定となっている。トランプ陣営によると、上位297名のトークン保有者が招待され、そのうち上位29名は身元調査を通過すれば大統領とのプライベートレセプションに参加できる。

昼食会の発表後、TRUMPは50%超上昇し、4.35ドルのピークを記録した。水曜日時点では直近7日間で27%上昇し、3.71ドルで取引されている。

Source: Santiment 

ゼウス・リサーチのアナリストであるドミニック・ジョン氏はコインテレグラフに対し、トランプ大統領へのアクセス機会を提供するマールアラーゴでのイベントが、強力な買い集めの材料として機能していると指摘する。

仮想通貨データ分析プラットフォームCoinCarpによると、TRUMPの保有者数は64万2882人に達しているが、供給の91%以上が上位10ウォレットに集中し、上位100ウォレットでは97%以上を占める。昨年の初回イベントでは、トロン創業者のジャスティン・サン氏が最大の保有者であった。

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上位10のウォレットが91%を保有 Source: CoinCarp

ジョン氏はまた、テザーCEOのパオロ・アルドイノ氏など、講演および昼食会への参加が予定されているゲストの存在も、ユーザー関心を高める要因になると指摘した。

ジョン氏は「モメンタムはストーリー主導の資金フローと大口投資家のポジショニングによって生まれる」と述べた。

「テザーのパオロ・アルドイノ氏がこのイベントに参加することは、エコシステム関連の発表の可能性を示唆しており、実質的な触媒となり得る。彼の登場により、この催しはTRUMPトークンの進展を示す場に変わる可能性がある」

昨年のイベント前にも価格急騰

トランプ氏は2025年5月、1月20日の大統領就任から数カ月後に初のディナーイベントを開催した。

このイベントは上位220名のTRUMP保有者に限定され、Hyperithmのオ・サンロク氏などの仮想通貨企業幹部に加え、Cryptoo Bearのような匿名トレーダーや、元NBA王者ラマー・オドム氏などの著名人が参加した

その1カ月前の4月23日にイベントが発表されると、トークン価格は4月25日に15.59ドルまで上昇した。しかし、その後は徐々に下落に転じた。ディナー当日の5月22日には14.51ドルまで下落し、その1週間後には12.46ドル、1カ月後には8.90ドルまで下げた。

ジョン氏は、今回の昼食会後も同様の値動きとなる可能性が高いと指摘した。

「過去のトランプ関連イベントは、発表による期待先行の上昇の後、イベント後に緩やかな下落トレンドに入る傾向がある。今回も新たな材料が出ない限り、同様の展開になる可能性が高い」

米議会、政治家によるミームコイン収益化を問題視

一方で、野党議員らは昨年のイベントに抗議し、民主党議員らは政治的影響力やミームコインによる利益獲得を制限する法案を提出している。

2025年2月に提出された「報酬・不正行為取締法(MEME)法」は、連邦政府の公職者がその地位を利用してミームコインから利益を得ることを防ぐことを目的としている。現在は委員会段階にあり、上下両院での採決には至っていない。

また「大統領によるデジタル資産からの不正利益防止法」は、公職者によるデジタル資産(ミームコインを含む)の発行、宣伝、販売を違法とすることを目指している。同様の「公務員収入と非開示抑制法(COIN法)」も昨年の提出以降、審議は進んでいない。

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