新たなデータによれば、予測市場ポリマーケットで安定して月5000ドル以上を稼げるトレーダーは全体のわずか0.015%にとどまり、フルタイムの仕事を辞めて取引に専念するという考えは大半の人にとって現実的ではないようだ。
仮想通貨アナリストのアンドレイ・セルゲンコフ氏が月曜日に公表したデータによると、単月で5000ドル以上を稼いだトレーダーは約1%存在したが、その翌月も同じ収入を維持できたのは0.1%に過ぎず、4カ月連続で維持できたのはわずか0.015%だった。

コンシューマー・シールドによると、米国の平均月収は約5220ドルとなっている。
予測市場は、政治、スポーツ、金融、文化イベントなどの結果に対して投機できる仕組みとして、仮想通貨分野で最も急成長しているユースケースの1つとなっている。
多くの予測市場では、0ドルから1ドルの間で価格が設定される「Yes」「No」の二択型の持分が用いられ、これは事象の発生確率を反映する。トレーダーは割安な持分を購入して高値で売却するか、結果確定時に1ドルで決済される勝ちポジションを保有することで利益を得る。
セルゲンコフ氏の分析は、元金融リスクアナリストのローガン・スデイス氏の事例とあわせて紹介された。同氏は仕事を辞めて予測市場に参入し、12月に10万ドルの利益を上げたとされる。
またセルゲンコフ氏は、元メサーリのアナリストのTulip King氏が11月にXで「Polymarketは現在、仮想通貨の中で6桁収益を最も簡単に稼げる場所」と主張した投稿も取り上げた。
しかしセルゲンコフ氏のデータによれば、10万ドル以上の利益を上げたウォレットは840件にとどまり、全体の約0.033%に過ぎない。
さらに、これらすべてが個人投資家とは限らず、ヘッジファンドなどに所属するプロトレーダーも含まれている。
セルゲンコフ氏は「経験の浅いユーザーほど、取引の成果は低くなる傾向がある」と指摘した。
成功しても長続きしない傾向
また、成功したトレーダーも長期的に活動を続けるケースは少ないという。平均月収5000ドル超のウォレット6600件のうち、1年以上活動を継続していたのは172件にとどまった。
「これは2.6%に過ぎない。多くのトレーダーは短期間取引して離脱していく」とセルゲンコフ氏は述べた。
なお、この分析には制約もある。同氏は実現損益のみを考慮しているが、取引量の96%はすでに結果が確定した市場に基づいていると説明している。データの対象期間は2024年4月から2026年4月1日までとなっている。
