仮想通貨マイニングプール運営企業ファウンドリー・デジタルは、プライバシー重視の仮想通貨Zキャッシュ(ZEC)向けのマイニングプールを立ち上げた。同社によれば、複数のマイニングクライアントとの提携により、Zキャッシュネットワークのハッシュレートの約30%を確保したという。
ファウンドリーは月曜日、「機関投資家および上場マイナーは、コンプライアンスに対応した専用設計のZキャッシュマイニングソリューションを求めている」と述べた。これは、同社が「ファウンドリー・Zキャッシュ・プール」の構築計画を発表してから約1カ月後の動きとなる。
なお、ビットコインのブロックチェーン上でも最大のマイニングプールである同社は、ハッシュレートシェア29.2%に到達するために参加した機関投資家の詳細については明らかにしていない。
マイニングプールは、商業マイナーなどから計算力を集約し、報酬を比例配分することでばらつきを抑えつつ、プルーフ・オブ・ワーク型ブロックチェーンの安全性を支えている。
また同社は、Zキャッシュのブロックエクスプローラーも公開したと付け加えた。これによると、ファウンドリー・Zキャッシュ・プールは今月の立ち上げ以降、2344ブロックを採掘している。
Zキャッシュのブロックはおよそ75秒ごとに生成され、ブロック解決の報酬として1.25ZECが付与される。現在の市場価格では約458ドルに相当する。
ファウンドリーは今月初旬にプールを立ち上げたとしているが、Zcashinfo.comのデータによれば、実際には発表の約1週間前にあたる3月4日頃からハッシュレートの積み上げを開始していた可能性がある。
ファウンドリーのハッシュレートシェア拡大により、これまで支配的だったビアBTCのシェアは低下した。2月27日時点の68.1%から、執筆時点では37%まで落ち込んでいる。

仮想通貨取引所コインベースは2023年9月、ビアBTCのハッシュレート集中をネットワークのセキュリティリスクとして指摘していた。
ZECは過去1年で好調なパフォーマンスを示した仮想通貨の1つであり、1050%上昇した。ファウンドリーによる最初の発表後の直近1カ月でも77.2%の上昇を記録している。
現在の時価総額は62億ドルで、ビットコイン(BTC)、ドージコイン(DOGE)、ビットコインキャッシュ(BCH)、そして競合するプライバシー通貨モネロ(XMR)に次ぐ、プルーフ・オブ・ワーク型トークンとして5番目の規模となっている。

