Tempoブロックチェーンの発表によると、フードデリバリー大手のドアダッシュは、ユーザー、配達員(ダッシャー)、および加盟店に対し、アプリ内取引でステーブルコインを使用できるオプションを提供する計画である。
Tempoが火曜日に発表した通知によれば、ドアダッシュと共に「ステーブルコイン駆動の決済インフラ」を構築しており、これにより配達員、加盟店、ユーザーがデジタル通貨で決済を完結できるようになる。統合の理由として、支払速度の向上、クロスオーバー(国境を越えた)コストの削減、および取引の柔軟性が挙げられており、40カ国以上のユーザーに適用される見込みである。
ドアダッシュの共同創設者アンディ・ワン氏は、「加盟店やダッシャーに、より早く、かつ手頃なコストで資金を届けることができれば、エコシステム全体にとって当然の選択(no-brainer)となる」と述べた。

今回の統合は、決済プラットフォームのStripe、投資会社のParadigm、Coastal Bank、フィンテック企業のARQを含む、Tempoによるステーブルコイン分野への大規模な展開の一環である。ドアダッシュは以前、AIへの取り組みを発表していたが、今回のステーブルコイン・インフラの導入は、大手デリバリーアプリが日常的な決済にデジタル資産を採用する重要な事例となる。
ドアダッシュの報告によると、2025年第4四半期の注文数は9億300万件で、総額297億ドルに達した。同社は2026年5月6日に第1四半期決算を発表する予定である。
決済各社によるステーブルコイン・インフラの拡大
決済業界では、Tempoの取り組みに加え、Stripeが2024年に11億ドルでステーブルコイン・プラットフォーム「Bridge」の買収に合意している。
伝統的なクレジットカード大手もステーブルコインに接近している。マスターカードは3月、ステーブルコイン・インフラ企業「BVNK」を約18億ドルで買収することに合意。ビザも7月にステーブルコイン決済プラットフォームを拡張し、対応する通貨を増やしている。

