ベンチャーキャピタリストのデビッド・サックス氏は、トランプ政権での仮想通貨・AI責任者としての130日間の任期を終えたが、新たな役割で引き続き政策に関与する。
サックス氏は木曜日、ブルームバーグの取材に対し「任期は終了した」が、大統領科学技術諮問委員会(PCAST)の共同委員長として、幅広いテクノロジー分野で政策提言を続けると述べた。
サックス氏は2025年の任命以降、ホワイトハウスにおける重要なテクノロジー顧問として活動し、トランプ政権の中核的な役割を担ってきた。
新たな役職は従来の仮想通貨・AI責任者としての役割と重なる部分もあり、「他の委員とともに課題を検討し、規制当局に対する提言を行う」としている。

サックス氏は仮想通貨・AI責任者として、7月にデジタル資産市場に関する大統領作業部会による166ページの報告書の作成を支援し、仮想通貨規制の方向性を提示した。
また3月20日には、AIイノベーションと労働市場の発展を促進しつつ、児童保護や知的財産権を守ることを目的としたAI政策フレームワークの策定にも関与した。
さらに、7月に成立したステーブルコイン関連のGENIUS法にも関与し、CLARITY法の推進にも引き続き取り組んでいる。
Foxビジネスの報道によると、ホワイトハウス高官は「サックス氏は今後も仮想通貨・AI責任者としての役割を維持しつつ、より広範な技術分野で助言を行う」と述べた。
PCASTはAI重視の構成に
PCASTはAI、仮想通貨、医療、量子コンピューティング分野から13人の技術リーダーで構成される。
メンバーには、エヌビディアのジェンセン・フアン氏、メタのマーク・ザッカーバーグ氏、AMDのリサ・スー氏、オラクルのラリー・エリソン氏、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)のマーク・アンドリーセン氏、デルのマイケル・デル氏らが名を連ねる。
仮想通貨ネイティブのメンバーは、2012年にブライアン・アームストロング氏とともにコインベースを共同創業し、2018年にVCのパラダイムを立ち上げたフレッド・アーサム氏のみとなっている。
サックス氏は、PCASTの主要課題として米国のAI戦略の統一を挙げ、「現在は50州それぞれが異なる規制を行っており、イノベーターにとって対応が困難な状況になっている」と指摘した。「大統領が求めているのは、単一のルールブックである」と述べた。

