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Nancy Lubale
執筆者:Nancy Lubale元スタッフライター
Allen Scott
校閲:Allen Scottスタッフ編集者

ビットコイン 7万6000ドルの壁を突破できるか? 利下げ見送り観測で神経質な展開

ビットコイン 7万6000ドルの壁を突破できるか? 利下げ見送り観測で神経質な展開
市場分析

ビットコイン(BTC)は水曜日に7万4000ドルで取引され、火曜日に付けた6週間ぶり高値の7万6000ドルから2.6%下落した。米国の利下げ判断を巡り、トレーダーの間ではボラティリティ拡大への警戒感が高まっている。

金利据え置きは100%織り込み

TradingViewのデータによると、BTC/USDは金曜日にレンジを上抜けた後、日足で高値を切り上げているものの、7万6000ドルの抵抗を突破できていない。

BTC/USD daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

3月17日から18日にかけて開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、今後数日間は主要価格帯に向けて大きな値動きが発生する可能性がある。金利の政策決定は水曜日午後2時(米東部時間)に発表される。

ポリマーケットでは、金利が3.5%から3.75%の範囲で据え置かれる確率が100%と見積もられており、0.25%の利下げの確率は1%未満となっている。

Target rate possibilities for the March 18 FOMC meeting. Source: Polymarket

先物市場でも、FRBが金利を据え置く確率は98.9%とされ、0.25%の利下げは織り込まれていない。

ただし市場参加者の間では、据え置きによる下落要因はすでに織り込み済みとの見方がある。

一方で、イラン戦争、米国のインフレ懸念、原油価格の上昇、さらにFOMC後のジェローム・パウエル氏の発言など、他にも変動要因は多い。

トランプ米大統領は木曜日、トゥルース・ソーシャル上でパウエル氏に対し即時利下げを求め、圧力を強めている。

このため市場は、FOMC後の記者会見におけるパウエル氏の発言トーンに注目している。

トレーダーのマシュー・ディクソン氏は水曜日のX投稿で「金利決定自体は完全に織り込まれており、サプライズの余地は小さい」と述べた。

同氏はまた、「真のボラティリティの引き金はパウエル氏の発言トーンだ。タカ派かハト派かが重要になる」と指摘した。

仮想通貨アナリストのSykodelic氏は「パウエル氏は任期最後の会合でできる限り状況を良く見せようとするはずだ。これは彼のレガシーだ」と述べたうえで、「会合後にはヘッジの巻き戻しが進み、株式とビットコインの双方が上昇を続ける可能性がある」との見方を示した。

仮想通貨トレーダーBitcoinHyperは、過去6回のFOMC後にビットコイン価格が下落したと指摘した。

BTC/USD price action after FOMC. Source: BitcoinHyper

注目すべき価格帯

ビットコインが8万ドル超の上昇を目指すには、76000ドルの抵抗をサポートへ転換する必要がある。

そのためには、まず日足チャートの50日間単純移動平均線(SMA)を維持することが重要となる。BTCは3月1日に、1月1日以来初めて50日SMAを上回った。

強気派が7万6000ドルから8万ドルの抵抗帯を突破できれば、次の目標は8万7411ドル付近の200日間SMAとなる。

BTC/USD daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

価格上昇の要因の一つとして、ビットコインETFへの継続的な需要が挙げられる。3月17日には1億9900万ドルの流入が記録され、7日連続の純流入となった。

一方、弱気派は7万6000ドルの抵抗維持を狙い、価格を7万2000ドルから6万5000ドルのレンジへ押し戻そうとする可能性がある。このゾーンには200週間指数平滑移動平均線(EMA)が位置している。

6万5000ドルを下回る場合、次の重要水準は6万2500ドルから6万ドルとなり、2月6日以降の上昇分をほぼ打ち消す水準となる。

コインテレグラフの報道によると、移動平均線を下回って終値を付けた場合、主導権は弱気派に傾き、直近の上昇はブルトラップとなる可能性がある。

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