Xのプロダクト責任者ニキータ・ビア氏は火曜日、同プラットフォームが仮想通貨関連プロダクトを立ち上げる可能性を示唆し、業界全体で憶測を呼んだ。
この投稿が注目を集めたのは、決済およびデジタルウォレット機能「Xマネー」のローンチが数週間後に控えているためだ。イーロン・マスク氏はXマネーを、Xをより広範な金融プラットフォームへ拡張する構想の中核と位置付けている。
ビア氏の投稿には仮想通貨業界から即座に反応が集まり、ビットコイン(BTC)の再導入、ソラナ関連施策、ステーブルコイン、さらには予測市場など、さまざまな方向性についての推測が広がった。
また、一部ユーザーはビア氏とソラナの関係が、Xにおける仮想通貨戦略の方向性に影響する可能性についても言及している。
コインテレグラフはXにコメントを求めたが、記事掲載時点で回答は得られていない。

ビットコイン決済再導入に関心
コインベースの公式アカウントは、Xが検討し得る方向の一つとしてビットコインを挙げ、BTCを再びプロダクト群に組み込む可能性に言及した。
この見方はあくまで推測に過ぎないが、過去の動きを踏まえたものでもある。2021年には、ツイッター創業者ジャック・ドーシー氏の下でライトニングネットワークを用いたビットコインのチップ機能が導入された経緯がある。

しかしこの機能は、2022年にマスク氏が440億ドルで同社を買収した後、クリエイター収益化戦略の変更に伴い段階的に廃止された。
「Xマネー」は今月ローンチ見通し
今回の投稿は、マスク氏による買収以降開発が進められてきた「Xマネー」の導入準備が進む中で発信されたものだ。同プロジェクトは、ユーザーの個人金融データへのアクセスや規制監督を巡る懸念から、エリザベス・ウォーレン上院議員ら米国議員の反発を受けてきた。
それでもマスク氏は3月、「Xマネー」は4月にローンチすると述べている。

ビア氏とソラナの関係
ビア氏は2025年6月にXのプロダクト責任者に就任したが、その数カ月前の3月にはソラナ財団のアドバイザーにも就いている。
同氏は、ソラナ上で構築される消費者向けモバイルアプリの成長を支援する目的で参画したと説明しており、「アプリがトップチャートに入る段階に達している」と述べている。今後は有望企業のスケール拡大と一般市場での普及を支援する役割を担うという。

一方で、こうした関係性を理由に、Xによる仮想通貨施策に懐疑的な見方も出ている。
ユーザーのPledditor氏はXで「何をローンチするのかは分からないが、直感的には良いものではない」と投稿し、ビア氏のソラナ関与を指摘した。
また、マスク氏がドージコイン(DOGE)を繰り返し支持してきた経緯もあり、Xの今後の方針に対する懐疑論を強める要因となっている。

