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Nancy Lubale
執筆者:Nancy Lubale元スタッフライター
Allen Scott
校閲:Allen Scottスタッフ編集者

ステーブルコイン送金額が月間過去最高 USDCがUSDTを上回る

ステーブルコイン送金額が月間過去最高 USDCがUSDTを上回る
市場分析

新たなデータによれば、ステーブルコインの月間送金額が過去最高を更新し、サークルのUSDCがテザーのUSDTの取引高を上回った。

USDCの送金額、USDTを継続的に上回る

Alliumのデータによると、ステーブルコインの送金額は2月に1兆8000億ドルに達し、月間ベースで過去最高を記録した。

ステーブルコインは通常、米ドルなどの法定通貨に連動するよう設計された仮想通貨で、複数のブロックチェーン上で発行・利用される。

ステーブルコインの取引高Source: Allium

USDCの取引額も1兆2600億ドルに達し、2018年9月のローンチ以来、時価総額で2番目に大きいステーブルコインの利用拡大を示す新たな節目となった。

これは2月に5140億ドルだったUSDTの送金額の2倍以上に相当する。

ステーブルコイン別の取引高 Source: Allium

ムーンロック・キャピタルの創業者サイモン・デディック氏は金曜日のX投稿で、ここ数カ月にわたりUSDCが送金額でUSDTを「継続的に上回っている」と指摘した。

デディック氏は、USDCの利用拡大は意外な結果だと述べた。USDCの時価総額はUSDTの半分以下だからだ。USDCの時価総額は774億ドルで、USDTの1840億ドルに比べて小さい。

さらに最近数週間ではUSDCの供給量の増加ペースがUSDTを上回っている。市場分析企業アーカムによると、3月に入ってすでに30億ドル以上のUSDCが新規発行された一方、USDTの供給量はほぼ横ばいとなっている。

ステーブルコイン流動性の増加は「買い余力」を示唆

ステーブルコイン供給比率(SSR)は、ビットコイン(BTC)の時価総額をステーブルコインの時価総額で割った指標だ。クリプトクオントのアナリスト、サニー・モム氏は金曜日の投稿で、この指標が2月の急落後に「着実に回復している」と指摘した。

同氏は「市場に買い余力が戻りつつあることを示している」と述べた。

ステーブルコイン供給比率 : Source: CryptoQuant

またビットコインが7万4000ドルまで上昇した直近の動きも、仮想通貨取引所におけるステーブルコイン供給の回復が背景にある。取引所にあるステーブルコイン残高は金曜日に665億ドルとなり、3週間ぶりの高水準に達した。

取引所におけるステーブルコイン供給量 Source: CryptoQuant

ステーブルコインの取引所流入はSSRの上昇とともにビットコイン価格の押し上げに寄与した。3月5日には取引所に送金されたステーブルコイン総額が約51億4000万ドルに達し、3月1日の11億4000万ドルから大きく増加した。

取引所にステーブルコインが増えるほど、仮想通貨を購入するための資金余力が高まる。過去には、取引所へ資金が戻る動きがビットコイン強気市場の始まりを後押しする主要な要因となってきた。

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