現物ビットコインETFは先週、週間純流出額が10億ドルに達し、累計34億ドルを集めていた6週間連続の資金流入トレンドが終了した。
SoSoValueのデータによれば、週初の月曜日は2729万ドルの小幅流入となり、慎重ながらも楽観的なスタートとなった。
しかし火曜日には状況が急変し、投資家は2億3325万ドルを引き揚げた。売り圧力は水曜日にさらに強まり、週間最大となる6億3523万ドルの流出を記録した。
木曜日には一時的な回復も見られた。同日は1億3131万ドルの流入となり、短期的な反転を示した。
しかし金曜日には再び2億9042万ドルが流出し、この回復分も打ち消された。
結果として、週間純流出額はちょうど10億ドルとなった。

今回の流出は、それまで6週間続いていた安定的な資金流入トレンドからの反転を意味する。特に4月17日の週は、9億9638万ドルの流入を記録し、最も強い週となっていた。
今回の売りによって、現物ビットコインETF全体の純資産総額は1042億9000万ドルとなった。
また、全商品累計純流入額は583億4000万ドルとなっている。
AIと仮想通貨へ資金ローテーション
Bitunixアナリストは最近のレポートで、資金が「AI成長ストーリー」と仮想通貨の制度化へ「積極的に」移動していると指摘した。
先週、エヌビディア、グーグル、アップルは過去最高値圏へ接近した。また、AI半導体企業セレブラスはIPO初日に一時70%超上昇した。
仮想通貨市場では、米国の仮想通貨市場構造法案(CLARITY法案)が上院銀行委員会を通過した。
これを受け、コインベース株は大幅上昇し、市場は法案進展を織り込み始めた。ビットコインも再び8万2000ドル付近まで回復した。
ただし、Bitunixはビットコインの市場構造について「神経質な状態」にあると指摘している。
同社によれば、8万2400ドル〜8万2600ドル帯には大量のショート流動性が集中している。
一方、8万ドルが重要サポート水準となっている。
Bitunixは、「現在の値動きは、市場が明確に高レバレッジ型ボラティリティ構造へ入ったことを示している」と説明した。
さらに、「市場はAI拡大、米中関係、仮想通貨規制という3つの主要マクロテーマの方向性を待っている状態だ」と述べた。
現物イーサリアムETFも資金流出継続
一方、現物イーサリアムETFも先週、5営業日すべてで資金流出を記録した。
最大流出日は火曜日で、1億3062万ドルが流出した。続いて金曜日が6565万ドル、水曜日が3630万ドル、月曜日が1689万ドルとなった。木曜日の流出額は565万ドルと比較的小幅だった。
結果として、5日間累計流出額は2億5446万ドルとなった。
これにより、現物イーサリアムETF全体の純資産総額は週末時点で129億3000万ドルまで減少した。

