コインベース(Coinbase)とグラスノード(Glassnode)が最近実施した「グローバル・インベスター・サーベイ」によると、仮想通貨投資家の70%以上がビットコイン(BTC)は割安であると考えている。
調査では、機関投資家の82%、個人投資家の70%が現在の市場を「弱気サイクル後期のマークダウン(価格下落)局面」と分類しており、オンチェーン指標もBTCが「バリュー蓄積ゾーン」に入りつつあることを示唆している。
割安感が続く中、ビットコインは弱気相場の最終段階へ
コインベース・インスティテューショナル・リサーチは、3月16日から4月7日にかけて、機関投資家29社と個人投資家62人を含む世界91の投資家を対象に調査を実施した。その回答は、現在のBTC市場に対する認識が劇的に変化したことを示している。
現在、機関投資家の約82%、個人投資家の70%が市場を弱気後期または価格下落局面と分類しており、昨年12月の約3分の1から大幅に増加した。

Bitcoin investor survey data. Source: Coinbase
一方で、評価(バリュエーション)に関する見解は安定している。機関投資家の約75%、個人投資家の61%がビットコインを割安と見なしており、割高と指摘したのはわずかな割合にとどまった。
また、ビットコイン・ドミナンス(市場占有率)に対する予測にも変化が見られた。ドミナンスの上昇を予想する機関投資家の割合は40%から25%に低下した。約54%は現在の58.1%付近に留まると予想し、21%は低下を予想している。
オンチェーン信号がビットコインの「バリューゾーン」を指摘
オンチェーンデータも、ビットコインの評価に関する見解と一致している。暗号資産アナリストのWoominkyu氏による「ビットコイン複合市場指数(BCMI)」は、MVRV、NUPL、SOPR、および投資家心理を単一の数値に集約したものだ。この指数は最近、歴史的に深刻な割安局面に関連する水準である0.26から0.37へと上昇した。

Bitcoin Combined Market Index. Source: CryptoQuant
MVRVは市場価値と実現価値を比較し、NUPLは保有者全体の純未実現利益・損失を追跡する。また、SOPRはコインが利益で売られたか損失で売られたかを測定する。これらを組み合わせることで、価格設定と投資家行動の両方を一つの視点から捉えることができる。
BCMIの90日平均は依然として低下傾向にあり、継続的な売り圧力を示唆している。しかし、Woominkyu氏は今月初め、次のように述べている。
「我々は『バリュー蓄積ゾーン』に入りつつある。データは、長期的な上昇余地と比較して下落余地が限定的になりつつあることを示唆している」
短期保有者の活動も文脈を補完している。保有期間1週間から1ヶ月の「実現時価総額:UTXO年齢層(Realized Cap UTXO Age Bands)」は3.91%まで低下し、BTCが2万7,000ドル付近で取引されていた2023年10月の水準と一致した。この指標は最近移動したコインの割合を追跡し、短期的な流動性と価格投機の代理指標として機能する。
歴史的に、2021年以降、ビットコインは同様の数値が出てから3〜6ヶ月以内にサイクル安値を形成してきた。市場アナリストのCrypto Dan氏は3月、この指標が大幅に低下しており、最終的な底値を確認してはいないものの、BTC市場が割安圏に近い位置にあると指摘している。

Bitcoin realized cap: UTXO age bands (1 week to 1 month). Source: CryptoQuant
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