ビットコイン(BTC)は4月22日、6万ドル割れの安値から32%反発し、10週間ぶり高値の7万9500ドルに達した。しかし、その後は上昇局面での売却が進み、木曜日には7万6000ドルまで調整。8万ドルは依然として強固な上値抵抗となっている。
ビットコイン、8万ドルを突破できず
ビットコインは直近の反発局面で8万ドルを突破できず、強気相場回帰には至らなかった。
原因は真の市場平均である7万8000ドル付近、短期保有者(STH)の取得原価である7万9000ドル付近が重なる抵抗ゾーンであり、このレンジが上昇を抑えている。最近の買い手が損益分岐点付近でポジションを解消したことも影響した。
グラスノードは最新レポートで「これは弱気市場で典型的に見られる動きだ。価格が損益分岐点に近づくと、売却インセンティブが需要を上回り、上昇モメンタムが失速する」と指摘した。
さらに「今回の反落により上方の抵抗が確認され、中期的には下押し圧力が強まる可能性がある」と述べた。

取得原価分布データによると、約47万5301BTCが7万7800ドルから8万880ドルの価格帯で保有されており、このゾーンが強い抵抗となっている。
トレーダーは、BTC/USDが8万ドルをサポートへ転換できれば、8万4000ドルへの上昇が視野に入るとみている。
テクニカルアナリストのスーパービットコインブロ氏は「50日間および100日間単純移動平均線(SMA)を回復し、複数の底打ちシグナルが点灯しているが、8万ドル突破が必要だ」とXで指摘した。
ダーン・クリプト・トレード氏も、8万ドルが短中期における「強気派にとって最重要水準」と述べている。

短期保有者の売却が上昇を阻害
オンチェーンデータは、短期保有者(STH)による強い売り圧力も示している。これらの投資家は8万ドル近辺で利益確定を進めた。
STH実現利益の24時間SMAは、価格が8万ドルに接近する中で、1時間あたり約400万ドルの利益確定が発生していたことを示す。
この指標は短期保有者の利益確定の強さをリアルタイムで測るものであり、4月15日には1時間あたり720万ドルに達した。これは4月中旬以降の基準水準の約4倍であり、短期保有者が今回の上昇を売却機会として利用したことを示している。
グラスノードは「買い手側の流動性が不足し、この利益確定の波を吸収できなかったことが上昇の頭打ちと反落につながった」と分析した。

さらに、米国の現物ビットコインETFでも3日連続で資金流出が発生し、合計3億9000万ドルが流出した。
これは3月20日以来の最長の流出期間であり、当時は3日間の流出とともにBTC価格が11.5%下落した経緯がある。

ワイズ・アドバイスのアナリストは、9日連続の資金流入後に流出へ転じたことについて、「短期的な天井を示唆する最初の兆候」と指摘している。
本記事は、投資助言または投資に関する推奨を含むものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴うため、読者は意思決定を行う際にご自身で調査を行う必要があります。正確かつ迅速な情報提供に努めていますが、Cointelegraphは本記事に含まれる情報の正確性、完全性、または信頼性を保証するものではありません。本記事には、リスクや不確実性を伴う将来予想に関する記述が含まれる場合があります。これらの情報に依拠したことにより生じた損失または損害について、Cointelegraphは一切の責任を負いません。

