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Brayden Lindrea
執筆者:Brayden Lindreaスタッフライター
Felix Ng
校閲:Felix Ngスタッフ編集者

ビットファームズ、赤字拡大も株価上昇 ビットコイン採掘からAI事業へ転換

ビットファームズ、赤字拡大も株価上昇 ビットコイン採掘からAI事業へ転換
ニュース

ビットファームズ(BITF)の株価は火曜日に6.6%上昇した。同社は2025年に2億8450万ドルの純損失を計上したが、ビットコイン価格の下落と高コスト構造を背景に赤字が拡大する中、AIおよび高性能コンピューティング(HPC)への事業転換を進めている。

火曜に発表した決算によれば、売上高は前年比72%増の2億2900万ドルとなったが、売上原価が2億4800万ドルに達し、売上総利益は赤字となった。

一般管理費も前年比で増加したほか、デジタル資産の公正価値の変動により2025年は5050万ドルの損失を計上した(2024年は2600万ドルの利益)。一方で、デジタル資産売却による2820万ドルの実現益が一部相殺要因となった。

今回の結果は、一部のビットコイン採掘企業が収益確保に苦戦している現状を示している。ビットコインは2025年10月の高値から46%下落しており、採掘難易度も2024年5月の半減期以降で58.5%上昇している。このため、採掘マージンは大きく圧縮されている。

「ビットコインから撤退」AI企業へ転換

決算説明会でベン・ガニョンCEOは、同社が2025年11月にビットコイン採掘事業から「大胆に撤退する決断を下した」と明らかにした

同氏は「中途半端な対応はしない。いずれビットコインも扱わなくなる。私たちは新しい会社を築き上げている」と述べた。

同社は水曜日に社名を「キール・インフラストラクチャ」へ変更する予定であり、法人拠点をカナダから米国へ移すことについても株主の承認を得ている。

なお、同社は現在も約1億6100万ドル相当のビットコインを保有している。

BITF’s change in share price so far in 2026. Source: Google Finance

AIインフラに賭ける戦略

ガニョン氏は「2025年に構築した拠点、人材、バランスシートのすべては、HPCおよびAIの指数関数的成長には最上級のインフラが必要であるという仮説に基づいている」と述べた。

同社はハイパースケーラーやネオクラウド向けにインフラを提供することを目指しており、「競争するのではなく支える存在になる」と強調した。

その一環として、北米で2.2ギガワット規模のデジタルインフラ開発を進めている。

ビットファームズは、より高収益な分野を求めてAI・HPC事業へ進出するビットコイン採掘企業の一つである。

アイリス・エナジーはNvidiaのGPUを活用したAIクラウドを拡大しており、サイファーマイニングはAIクラウド企業フルードスタックと長期契約を締結している。ライオット・プラットフォームズやMARAホールディングスも同様にAIおよびHPC分野へ進出している。

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