上場ビットコインマイニング企業でありAIインフラ事業も手掛けるソルナ・ホールディングスは木曜日、今後のAIデータセンター「プロジェクト・ドロシー3」に電力を供給するため、風力発電所を5300万ドルで取得したと発表した。
テキサス州ブリスコ郡に位置するブリスコ・ウィンドファームは、最大300メガワット(MW)の発電能力を持つ予定だ。同社は、この施設により年間2000万ドルから2440万ドルの収益を見込んでいる。
この発表を受け、ソルナの株価は約7.6%上昇し、執筆時点で約0.76ドルで取引されている。
ソルナは2024年2月、AIおよび高性能コンピューティング(HPC)向けデータセンター事業へ参入した。
マイニング業界は収益圧迫
ビットコインマイニング業界は、報酬減少、エネルギーコスト上昇、利益率低下といった複数の逆風に直面している。
コインシェアーズの2026年3月のレポートによると、最大で20%のマイニング企業が採算割れの状態にある。
また、ビットコイン1枚あたりの平均マイニングコストは2025年第4四半期に約8万ドルまで上昇したが、現在の現物価格はこれを下回っている。

同レポートは「2025年第4四半期は、2024年4月の半減期以降で最も厳しい局面だった」と指摘している。
さらに、2025年10月の市場急落でビットコインが約12万5000ドルから6万ドル付近まで下落したことや、ネットワークのハッシュレート上昇も業界への圧力を強めている。

マイニング企業は運営コストを賄うため、2025年10月から2026年3月初旬にかけて1万5000BTC以上を売却しており、その流れは現在も続いている。
厳しい環境の中、複数のマイニング企業が再生可能エネルギーの活用を進めている。
ザ・フェニックス・グループやサンガ・リニューアブルズなどは、競争力維持のため再エネを活用した運営に取り組んでいる。
また、マイニング機器メーカーのカナンは2025年9月、ソルナと提携し、テキサス州ブリスコの同施設で風力発電を活用したビットコインマイニング設備を展開している。

