資産運用会社ビットワイズのマット・ホーガンCIOは、ビットコイン(BTC)の市場規模が最終的に金市場(約34兆ドル)を上回る可能性があるとの見方を示した。通貨と価値保存手段の両方として広く利用された場合を前提としている。
ホーガン氏は火曜日、ビットコイン(BTC)はこれまで金(ゴールド)の代替資産と見られてきたが、イラン情勢は「通貨のような機能」も持ち得ることを示したと指摘した。これは、イランがホルムズ海峡を通過する船舶に対し、ビットコインで通行料を課す案が浮上しているのを受けたものだ。
「各国が金融インフラを武器化する世界において、ビットコインは政治的に中立な代替手段として浮上している」と同氏は述べた。
また「ビットコインの潜在的市場規模は、金市場をはるかに上回る可能性がある」との認識を示した。
同氏は以前、今後10年で価値保存市場の17%を獲得すれば、ビットコインは1BTCあたり100万ドルに到達し得ると予測している。さらに国際通貨としての役割を担えば、評価は一段と高まる可能性がある。
「金のような価値保存手段と、ドルのような通貨という二重の役割を担うようになれば、目標水準は引き上げる必要がある」と同氏は述べた。

現在、ビットコインは約7万4500ドルで取引され、時価総額は約1.4兆ドルとされる。一方、金は1オンス4854ドルで、時価総額は約33.7兆ドルに達している。
ビットコインはすでに高インフレ環境の国々で価値保存手段として機能している。アルゼンチン、トルコ、ベネズエラでは現地通貨の下落を受け、資産防衛のためビットコインへ移行する動きが広がっている。
1月に実施されたコインベースの調査では、アルゼンチン人の87%が仮想通貨とブロックチェーン技術を金融的自立の手段と認識し、約4分の3がインフレ対策として有効と回答した。
企業による採用も進む。BitBoのデータによれば、企業は合計で150万BTC以上、約1160億ドル相当を保有している。

また決済手段としての利用も広がっており、BTC Mapのデータでは世界で約1万1000の加盟店がビットコイン決済に対応している。

