ビットコイン(BTC)は2025年10月の過去最高値から約40%下落している。
しかし、長期評価モデルによれば、この下落をすべて取り戻し、年末までに25万5000ドルへ上昇する可能性があるという。
価格モデルは年末25万ドルを示唆
「ビットコイン・ディケイ・チャネル」は、各サイクルで上昇率が徐々に低下することを考慮しながら、BTCの長期上昇トレンドを追跡する対数価格モデルだ。
2013年、2017年、2021年の主要天井は、いずれもモデル上部の評価帯付近で形成された。
一方、弱気市場時の底値は繰り返し下部サポート帯付近まで戻っていた。

今回のビットコイン反発も、3月〜4月にディケイ・チャネル下限付近から始まっている。
これは、歴史的に長期サポート、つまり底値として機能してきた価格帯で買い手が参入したことを示している。
アナリストのSminston氏は、これによって依然として強気シナリオが維持されていると指摘した。
同氏は水曜日のX投稿で、「ビットコイン・ディケイ・チャネルは、かなり妥当なレンジを示している。保守的ケースでも、年末までに9万ドル〜25万5000ドルだ」と述べた。
さらに、「2027年末時点では12万8000ドル〜30万8000ドルレンジになる」と予測した。
Sminston氏による9万ドル〜25万5000ドル予測レンジは、2026年中にBTCが新たな過去最高値を更新するとするほかの予測とも一致している。
以前には、バーンスタインのアナリストらも、2026年のBTC価格目標を15万ドルに設定していた。さらに、ピーク予測20万ドルは2027年へ後ろ倒しした。
背景には、ビットコインETFや上場企業を中心とする機関投資家採用サイクルが、より長期化しているとの見方がある。
また、BitMEX共同創業者アーサー・ヘイズ氏も、BTCは年内に12万6000ドルを回復すると予測している。同氏は、米国のイラン戦費支出、AIインフラ需要、そしてそれに伴う流動性拡大圧力を理由に挙げた。
「ベアフラッグ」は下落継続を警告
一方で、ビットコインには依然として複数の弱気シグナルも存在している。
その1つが、数カ月にわたり形成されているベアフラッグだ。ベアフラッグは通常、直前下落幅と同程度の下落で完成する。
クラシカルな下抜けシナリオが実現した場合、BTCは現在価格から約30%下落し、5万6000ドル割れへ向かうリスクがある。

ただし、オンチェーンデータは、BTCがそこまで下落しない可能性も示している。
「ビットコイン・ホドル・ウェーブ」指標は、BTCがウォレット内でどれほど長期間移動していないかを追跡するものだ。
この指標によれば、弱さが続いた場合でも、底値は6万5900ドル〜7万500ドル帯になる可能性がある。

CryptoQuantアナリストのSunny Mom氏は火曜日の投稿で、「今サイクルでは、より強固な長期保有者基盤が形成されている」と説明した。
そのため、「今回はより高い位置で、かつゆるやかな底形成になる可能性がある」と分析した。
同氏は、7万500ドルが重要防衛ラインになると指摘している。
本記事は、投資助言または投資に関する推奨を含むものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴うため、読者は意思決定を行う際にご自身で調査を行う必要があります。正確かつ迅速な情報提供に努めていますが、Cointelegraphは本記事に含まれる情報の正確性、完全性、または信頼性を保証するものではありません。本記事には、リスクや不確実性を伴う将来予想に関する記述が含まれる場合があります。これらの情報に依拠したことにより生じた損失または損害について、Cointelegraphは一切の責任を負いません。

