ビットコイン(BTC)は木曜日、重要な抵抗線で上値を抑えられ、7万9800ドルまで下落した。週間の現物ビットコインETFへの資金流入が1月以来初めて10億ドルを超えたにもかかわらず調整が発生したが、テクニカル面では短期的な下落にとどまる可能性が示唆されている。
弱気ダイバージェンスが示す短期調整
今回の8万ドル割れは、1時間足および4時間足の相対力指数(RSI)における弱気ダイバージェンスと重なっている。これは価格が高値を更新する一方でRSIが低下する状態で、上昇局面における買い勢いの鈍化を示すシグナルだ。

週間始値の7万8500ドルを上回って推移すれば、短期的な値動きは安定する可能性がある。主要なサポート帯は7万6000ドル〜7万8000ドルで、このゾーンは日足のフェアバリューギャップ(FVG)と200日間指数平滑移動平均線(EMA)が重なる重要水準となっている。
調整が続いた場合、BTCはこのFVGゾーンを再テストした後、直近高値8万2800ドルの上抜けを再び試す展開が想定される。
FVGは急激な値動きの中で取引が少なかった価格帯を指し、需給の不均衡が残るため、調整局面で流動性が集まりやすい領域とされる。
トレーダーのジェル氏は、200日間移動平均線のクラスターが抵抗として機能しているとし、7万8000ドルを最初の主要サポートと位置付けた。また、この水準の再テストが次の上昇につながる可能性があると述べた。
一方、トレーダーのキラXBTは、売り圧力が強まれば7万6300ドル〜7万4700ドルがより深いサポートになると指摘した。短期的には7万8500ドル付近の週間始値が強気派の防衛ラインとなっている。

ETF資金流入が下値支え
現物ビットコインETFへの需要は今週大きく回復した。純流入は10億5000万ドルに達し、1月第3週以来の高水準となった。金曜日にプラスで引ければ、約4カ月ぶりの最大週間流入となる。

スイスブロックのデータによると、ビットコイン・リスク指数はほぼゼロ付近まで低下し、ETFの純流入も約3000BTC規模で再びプラスに転じた。過去にはリスク指数の上昇がETF流出や売り圧力の増加と連動していた。

リスク指標が低水準に戻る局面では、主要サポート付近での再蓄積が進む傾向がある。分析では「この同期関係は依然として維持されている」と指摘し、ETF需要が売り圧力を吸収していると結論付けた。
「リスク指数が一時的に上昇した際にはETF売りも見られたが、すぐに蓄積が再開された。これはETF需要が市場の売り圧力を吸収していることを示す。今回の動きは資金フロー主導のブレイクアウトだ」
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