ビットマイン・イマーション・テクノロジーズのトム・リー会長は、イーサリアム(ETH)に影響している「ミニ・クリプト・ウィンター」が終わりに向かっているとの見方を示した。同社は先週、新たに1億3900万ドル相当のETHを購入し、総供給量の5%保有という目標に近づいている。
リー氏は月曜日の声明で、「基本シナリオでは、数カ月続いたイーサリアムの低迷は終わると見ている」と述べ、直近3週間で購入ペースを引き上げていると明かした。
仮想通貨市場は昨年10月に急落し、ビットコイン(BTC)は同月に付けた12万6000ドルの過去最高値から下落、イーサリアムも8月の4946ドルの高値から下落した。市場がいつ本格的に回復するかについては、アナリストの間で議論が続いている。
リー氏は、米議会でのCLARITY法の前進や、イラン情勢の混乱下でも仮想通貨が相対的に安定している点を挙げ、「冬の終わりを示すポジティブ要因」と指摘した。
「多くの人が気づいている通り、仮想通貨、とりわけETHはイラン戦争開始以降、広範な市場を上回るパフォーマンスを示している。ETHは18%上昇し、株式を2450ベーシスポイント上回った」と述べた。
さらに「伝統的な価値保存手段である金が15%超下落する中、仮想通貨は『戦時下』における価値保存手段としての性質を示している」と付け加えた。
ビットマインは過去1週間で6万5341ETH(約1億3900万ドル相当)を追加取得し、総保有量は460万ETH超に達した。

供給5%目標に接近
ビットマインは8カ月前に仮想通貨への事業転換を発表して以降、総供給量1億2060万ETHの約3.86%を蓄積している。
現在の供給量ベースで目標達成には約140万ETHの追加購入が必要となり、現在価格では約29億ドルの資金が必要となる。
イーサリアムは固定供給ではなく、発行量とバーン量のバランスによって供給量が増減する仕組みとなっている。
同社はステーキングにも積極的で、300万ETH以上をステーキングに回している。
また、ビットマインはその他の資産として、11億ドルの現金、196BTC、YouTuberのジミー・ドナルドソン氏(MrBeast)が設立したメディア企業ビースト・インダストリーズへの2億ドル出資、EC在庫管理プラットフォームのエイトコ・ホールディングスへの9500万ドル出資を行っている。
2025年には多くの企業が仮想通貨分野へ参入し、ビットマインは保有量ベースでマイケル・セイラー氏のストラテジーに次ぐ第2位に浮上した。
StrategicEthReserveのデータによると、現在67の大口イーサリアム保有主体が存在し、ビットマインが大差で首位に立っている。かつて首位だったシャープリンク・ゲーミングは86万3000ETHで2位、イーサ・マシーンが49万6000ETHで3位となっている。

