イーサリアム(ETH)の直近の下落は1800ドルで止まり、強気派がこの水準を積極的に防衛した。2100ドル以上への反発に加え、オンチェーンおよびテクニカルデータは、ETHが短期的に2000ドル以上を維持する可能性を示唆している。
トレーダーは損失確定を継続
オンチェーンデータによると、イーサリアムのSOPR(Spent Output Profit Ratio)は0.96となっており、投資家が依然として損失を抱えたまま売却している状況を示している。
この指標は2月6日に0.92まで低下しており、1800ドルへの下落がパニックと極度の恐怖の中での損失確定売りによって引き起こされたことを示唆している。
SOPRは、ETHが最後に移動した際の価格と再び支出された際の価格を比較し、利益または損失を測定する指標である。
1を下回る場合、市場の投げ売りや底打ちを示唆することがあり、買い場のシグナルと解釈されることもある。

歴史的にみてもこの状況は価格回復に先行することが多い。昨年4月にETHが1500ドルまで下落した際、SOPRは0.86まで低下し、その後価格は246%上昇して4950ドルの過去最高値に達した。
2022年および2023年にも同様の状況が見られ、それぞれ130%および155%の上昇につながった。
MVRV Zスコア、1800ドルでの底打ちを示唆
市場の天井と底を測る重要指標であるMVRV Zスコアも、イーサリアムが底打ちした可能性を示している。この指標は現在、歴史的な蓄積ゾーンに入っている。

前回この水準に到達したのは2025年4月で、価格は66%下落して1400ドルで底を付けた後、数カ月にわたり上昇し、ETH/USDは258%上昇して4950ドルの過去最高値に達した。
また、歴史的にサイクルの底を示してきたMVRVの0.80バンドは現在1880ドル付近に位置している。

これはオンチェーンの観点から、イーサリアムが割安な状態にあり、短期的には2400ドルから2600ドルの流動性ゾーンに向けて上昇する可能性を示している。
1800ドル上で強固なサポート形成
トレーディングビューのデータによると、ETH価格は過去2カ月にわたり重要なサポートゾーンを維持している。
この水準は1800ドル付近であり、グラスノードの取得単価分布によれば、ここで135万ETH以上が取得されている。

またこの水準は、2022年および2025年4月に底を形成した長期トレンドラインとも一致している。

2月初旬の反発は、このトレンドラインが依然として有効なサポートであることを示しており、4800ドルに向けた持続的な回復の可能性を示唆している。
一方、テクニカル分析によれば、20日指数平滑移動平均線と50日単純移動平均線が重なる2000ドルを下回った場合、次の主要サポートである1750ドルまで下落する可能性がある。
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