ストラテジー(Strategy)社のマイケル・セイラー(Michael Saylor)会長は、資産の長期的な利益を保護するため、先日の決算説明会においてビットコイン(BTC)を売却する可能性を提起したと明かした。
セイラー氏は、5月10日にYouTubeで公開されたポッドキャスト番組『The Wolf Of All Streets』でホストのスコット・メルカー(Scott Melker)氏に対し、次のように語った。 「当社は約65億ドル相当のビットコインを保有している。もし市場が、当社がそれを絶対に売却しないと考えれば、格付け機関は『それなら、それは資産とは言えない』と判断するだろう」
さらに、同氏は以下のように説明を続けた。 「ビットコイン市場には、当社の株式やクレジット(債権)とは相関のない200億〜1,000億ドルの流動性が存在する。もし当社がその流動性を一切利用せず、資産を全く使わないと言い切ってしまえば、会社の98%の基盤となっている資産を毀損することになる。必要であればいつでも売却できるというシグナルを送ることは、当社にとって極めて重要だ」
この発言は、ストラテジー社の第1四半期決算説明会におけるセイラー氏のコメントを受けて、ビットコインコミュニティ内で憶測が広がっていた中で行われた。当時、同氏は長年の「絶対に売却しない」という戦略とは対照的に、市場の突然のパニックを「防ぎ」、会社への信頼を強化するためにビットコインを売却する可能性があると言及していた。

Michael Saylor spoke to Scott Melker on The Wolf Of All Streets podcast. Source: The Wolf Of All Streets
これを受け、ビットコイナーらはSNS上で様々な推測を展開した。著名なビットコイナーでありBnkToTheFutureのCEOであるサイモン・ディクソン(Simon Dixon)氏は5月7日、「金融産業複合体が当社のビットコイン担保債務(CDO)や永久配当ラッパーを操作した際、ストラテジー社は一部のビットコインを売却する必要が生じるかもしれない」と指摘した。
ストラテジー社は、ビットコインを主要な財務資産として保有し始めた2020年8月以来、一貫してビットコインを購入し続けている。同社のウェブサイトによると、現在は818,869 BTCを保有しており、1コインあたりの平均購入価格は75,540ドルである。
コインテレグラフが月曜日に報じたところによると、ストラテジー社は5月4日から5月10日の間に、535 BTCを平均価格80,340ドル(総額4,300万ドル)で追加取得した。
セイラー氏は以前からX(旧Twitter)上で「ビットコインを決して売るな」と定期的に投稿していることで知られているが、5月6日には「売るよりも多くのビットコインを買え」と投稿していた。
