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Ciaran Lyons
執筆者:Ciaran Lyonsスタッフライター
Felix Ng
校閲:Felix Ngスタッフ編集者

【ビットコイン価格】最高値回復は2027年までお預けか ベテラントレーダーが慎重見通し

【ビットコイン価格】最高値回復は2027年までお預けか ベテラントレーダーが慎重見通し
ニュース

ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、ビットコイン(BTC)が2025年10月に記録した過去最高値12万6100ドルを回復するまでに1年以上かかる可能性があるとの見方を示した。

同氏はコインテレグラフに対し、「2026年に新たな高値を更新するとは考えていない。早くても2027年第2四半期になる可能性がある」と述べた。一方で「これはあくまで推測に過ぎない」とも付け加えた。

予測プラットフォームのポリマーケットでも同様に慎重な見方が広がっており、2026年中にビットコインが12万ドルを回復する確率は15%にとどまっている

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2026年のBTC価格に関する予測市場 Source: Polymarket

2026年のビットコインのパフォーマンスについては見解が分かれている。4年サイクル理論では弱い年になるとされる一方、機関投資家の需要拡大によりこのパターンが崩れ、上昇する可能性も指摘されている。

下値余地はなお残る可能性

CoinMarketCapのデータによると、記事執筆時点でビットコインは6万6329ドルで推移し、過去7日間で3.46%下落している。過去最高値からは約47%の下落となっている。

ビットコインは2月6日に6万ドルの年初来安値をつけたが、ブラント氏はこれが2026年の底になるとは限らないと指摘し、「今年9月または10月の水準を再び試す、あるいはやや下回る可能性がある」と述べた。

その場合、「そこが弱気サイクルの底となり、新たな強気サイクルが始まる」との見方を示した。

「価値の保存手段」という見方は不変

慎重な見通しを示しつつも、ブラント氏はビットコインに対する長期的な見方は変わっていないと強調した。

「ビットコインの本質は価値の保存手段にある。BTCの上にどのようなユーティリティが構築されるかが価格に影響する可能性がある」と述べ、他の仮想通貨については中立または弱気の見方をしていると付け加えた。

ビットコインアナリストのウィリー・ウー氏は3月17日のX投稿で、流動性の観点からビットコインは「弱気市場の3分の1程度を消化した段階」にあると分析した。

また、スカイブリッジのマネージングパートナーであるアンソニー・スカラムーチ氏も、現在は4年サイクルの中の弱気局面にあると指摘した。

同氏は「4年サイクルを信じる伝統的な大口投資家が存在し、信念は自己実現的な結果を生む」と述べた。

ETF資金流出と極端な恐怖心理

一方、現物ビットコインETFは4週連続の資金流入が終了し、直近週には2億9618万ドルの純流出を記録した。

地政学リスクの高まりを背景に、市場心理も慎重姿勢を強めている。

仮想通貨市場のセンチメントを示す恐怖強欲指数は3月20日以降「極度の恐怖」圏で推移しており、月曜日には8を記録した。

もっとも、すべての見方が弱気に傾いているわけではない。

ファンドストラットのリサーチ責任者であるトム・リー氏は1月、仮想通貨市場と株式市場に「痛みを伴う下落」が起きる可能性を警告しつつも、年内にビットコインが過去最高値を更新するとの見方を維持している

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