ストラテジーのマイケル・セイラー会長は、同社が年内にも一部ビットコイン(BTC)を売却する可能性を否定しなかった。長年掲げてきた「絶対に売らない」という姿勢を最近になって軟化させている。
セイラー氏は金曜日、ナタリー・ブルネル氏とのYouTubeインタビューで、「年末までにビットコインを一部売却する可能性は十分あると思う」と述べた。
同氏はまた、株式発行や社債などを組み合わせた資金調達に加え、米ドルや現金保有の管理も柔軟に行う可能性が高いと説明した。
「我々は非常に慎重かつプログラム的な形でこれを実行している。多変量モデルを動かしながら、本当にリアルタイムで運用している」と語った。

同社は2033年までを見据えた長期成果を重視しているという。
セイラー氏は、「最終的には、7年後に1株当たりビットコイン保有量を最大化したい」と述べた。
さらに、「今何を行うべきか。それによって7年後に1株当たりビットコイン量を最大化し、企業パフォーマンスを最適化できるかが重要だ」と付け加えた。
BTC価格、ストラテジー平均取得単価付近に
ストラテジー(MSTR)の株価は金曜日、159.89ドルで取引を終えた。Google Financeによれば、過去30日間で10.86%下落している。
現在、ビットコイン価格は、ストラテジーが2020年以降積み上げてきたBTCの平均取得価格付近で推移している。
記事執筆時点で、BTC価格は7万5958ドルとなっている。一方、ストラテジーは84万3768BTCを、平均約7万5700ドルで取得している。
これまで、ストラテジーのBTC購入発表は強気シグナルとして受け止められることが多かった。
しかし、同社はこれまで一度もBTC売却を発表したことがなく、仮に売却が実施された場合、市場がどのように反応するかは不透明だ。
今回の発言は、セイラー氏が数日前、ストラテジーの決算説明会でもBTC売却可能性へ言及した直後に行われた。
同氏は5月10日に公開された「The Wolf Of All Streets」ポッドキャストで、スコット・メルカー氏に対し、「我々は約650億ドル相当のビットコインを保有している」と説明した。
その上で、「市場が『絶対に売らない』と考えれば、格付け会社は『それは資産ではない』と言うだろう」と語っている。

