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Vince Quill
執筆者:Vince Quillスタッフライター
Robert Lakin
校閲:Robert Lakinスタッフ編集者

ジャスティン・サン氏がWLFIを批判、プラットフォーム側は訴訟を辞さない構え

ジャスティン・サン氏がWLFIを批判、プラットフォーム側は訴訟を辞さない構え
ニュース

トロン(Tron)レイヤー1ブロックチェーン・ネットワークの創設者であるジャスティン・サン氏は、ドナルド・トランプ米大統領の息子たちが共同創設した分散型金融(DeFi)プラットフォーム、ワールド・リバティ・フィナンシャル(WLFI)を批判した。サン氏は、同プラットフォームのガバナンストークンのロックアップ期間が長期に及んでいることを問題視している。

サン氏は、自身が初期投資家としてWLFIに「多額の資本」を投じたと述べた。その上で、トークンのロックアップ期間を決定した3月のWLFIガバナンス提案において、投票されたトークンの76%以上がわずか10個のウォレットによるものであり、透明性に欠けていると指摘した。サン氏は日曜日にX(旧Twitter)へ以下の内容を投稿した。

「上記のアクションを正当化するために引用されたガバナンス投票は、公正または透明な手順で行われたものではない。重要な情報は有権者から隠され、有意義な参加は制限され、結果はあらかじめ決定されていた」

これに対し、ワールド・リバティ・フィナンシャル側は「ジャスティンの得意技は、自らの不正行為を隠蔽するために根拠のない疑惑を投げかけながら被害者を演じることだ」と応酬。サン氏の主張に対し法的措置を検討していることを示唆した。

DeFi
Source: World Liberty Financial

この騒動は、WLFIが自社のガバナンストークンを融資の担保として使用していることが判明し、コミュニティからの反発が強まる中で発生した。これによりWLFIの価格は過去最安値を更新し、トランプ氏の仮想通貨関連活動に対する批判が再燃している。

コインテレグラフはワールド・リバティ・フィナンシャルに問い合わせたが、本稿執筆時点までに回答は得られなかった。

コミュニティの反発が強まる中、WLFIトークンは過去最安値に

土曜日、WLFIトークンは、プラットフォームがステーブルコインを借り入れるための担保としてWLFIトークンを使用しているとの報道を受け、0.07ドルまで下落し過去最安値を更新した。

ワールド・リバティ・フィナンシャルに関連するウォレットは、プロジェクトの最高技術責任者(CTO)であるコーリー・キャプラン氏が共同創設したDeFiプラットフォーム「Dolomite」において、WLFIトークンを担保にステーブルコインの融資を受けていた。

DeFi
Source: World Liberty Financial

WLFI側は、自身が「アンカー」借入人として機能することでプラットフォームに収益をもたらし、トークン保有者に価値を提供していると認めた上で、WLFIエコシステムにおける「最大級の供給者かつ借入人の一つ」であると付け加えた。

これに対しサン氏は、「仮想通貨コミュニティを個人のATMのように扱うことは不当であり、公正で透明性のある、誠実なコミュニティ・ガバナンス・プロセスを通じて承認されたことは一度もない」と批判している。

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