ビットコイン(BTC)は、対金チャートに見られる繰り返しパターンに基づき、今後12カ月で最大180%上昇する可能性がある。
BTCは1年以内に16万7250ドルも
この強気シグナルは、ビットコインと金の比率(BTC/XAU)に由来する。同指標は米ドル建てでのビットコインの金に対するパフォーマンスを示すもので、過去にはこの比率の急反発がビットコインの主要なサイクル底と一致し、その後の大幅上昇に先行してきた。
2015年にはBTC/XAUの底打ち後、ビットコインは約250%上昇した。2019年と2022年にも同様の反転が確認され、それぞれ約140%の上昇につながった。2020年の1460%の流動性主導の上昇を除けば、このパターンは底打ち後1年間で平均約180%の上昇を示している。

2026年時点でBTC/XAUは2月の安値から約40%上昇しており、同期間のBTC/USDも32.65%上昇している。
マクロ調査会社ザ・ビットコイン・レイヤー創業者のニック・バティア氏は「ビットコイン対金は7ヶ月連続の陰線の後、2カ月連続で陽線を終えようとしている」と述べ、「反発は始まっている」と指摘した。
ストラテジストのゲルト・ファン・ラーヘン氏も、2014年、2018年、2022年の弱気市場底後に出現した「隠れた強気ダイバージェンス」を確認している。

一方、フィデリティ・インベストメンツは4月のレポートで、ビットコインが「蓄積フェーズ」に入ったとし、金を上回るパフォーマンスを示していると指摘した。
過去サイクルと同様に180%上昇した場合、2027年4月までにBTC価格は16万7250ドルに達する計算となる。これは2026年2月のBTC/USDおよびBTC/XAUの安値がサイクル底として確定した場合のシナリオだ。
バーンスタインのガウタム・チュガニ氏など複数のアナリストは、金からの資金シフトを背景に2026年中に15万ドル到達を予想している。
また、暗号資産運用会社ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者は4月、ビットコインが時価総額30兆ドル規模の金市場を上回る可能性に言及した。
重要トレンドラインが強気シナリオのリスクに
一方で、BTC/XAUは依然として100カ月指数平滑移動平均線(EMA)を下回っている。この水準は2020年3月や2022年12月に主要な底を示した重要ラインだ。

2026年1月の下抜けは、この支持を明確に失った初の事例であり、これを回復できなければ強気派が足止めされ、ビットコインの対金パフォーマンス回復が遅れる可能性がある。
短期的にも、BTC/XAUは日足チャート上の上昇ウェッジからの抵抗に直面している。

この弱気反転パターンは、ウェッジの測定値に基づき、ビットコインの対金価値が約20%下落する可能性を示唆する。
さらに、米国債利回りの上昇や原油価格の高騰といったマクロ環境も、これまでのパターンを崩す要因となり得る。コインテレグラフが報じたように、FRBの金利据え置きやビットコインの保ち合いを背景に、デリバティブ市場ではトレーダーの慎重姿勢が確認されている。
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