ビットコイン(BTC)は7万8000ドル水準を巡る攻防を続けており、強気派は市場での地歩を固めようとしている。
市場構造の改善、機関投資家による現物ETFへの新規資金配分、さらに米中間選挙前に上院がCLARITY法案を可決するとの期待が重なり、市場が求めていたナラティブ面の材料が出そろった。
機関投資家サイドでは、新規資金の流入が6万8000〜7万ドルの価格帯に強固なサポートを形成している。4月にはビットコインETFに20億3000万ドルが流入し、ストラテジーは25億4000万ドルで3万4000BTCを購入した。また、モルガン・スタンレーの新たなビットコインETF(MSBT)も、取引開始から2週間で1億5300万ドルの資金を集めた。

ブルームバーグのETFシニアアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、ビットコインETFへの資金流入が「再び好調な状態に戻った」と述べた。
「我々が追跡するすべての期間で資金フローはプラスに転じている。ここ数カ月では見られなかった状況だ(IBITの30億ドル流入は全ETFの上位1%に入る規模だ)」と指摘した。
一方、ビットワイズのマット・ホーガンCIOは「機関投資家のロング専用資金の流入は、実際には止まっていない(減速はしたが停止はしていない)。流出は短期のベーシス取引や投機的資金の急反転によるものだ」と述べた。
ビットコインは8万ドルを突破できるか
ビットコインが7万9477ドルまで上昇したことは、仮想通貨市場のセンチメント改善を示すものだが、複数のアナリストは、チャート構造のブレイクを確認するには8万〜8万3000ドルゾーンでの連続した日足終値の上抜けが必要だと指摘する。
チャータード・マーケット・テクニシャンのアクセル・キバー氏はチャートを示し、「上限で複数回の反落が確認されており、チャネル構造がより明確になっている」と述べた。

フィデリティのグローバルマクロディレクターであるジュリアン・ティマー氏は別の見方を示した。ビットコインは6万ドルの安値から反発しているものの、「この上昇は依然としてベアフラッグ(弱気継続パターン)と解釈できる」と指摘する。
ただし同氏は、「結果がチャートパターン通りになるとは限らない」とし、「ビットコインは次の大きな上昇に向けて大きな基盤を構築し続けている」との見解を示した。

下降チャネルやベアフラッグが下落シグナルと見られる一方で、仮想通貨分析リソースのTRDRは、オーダーブックデータからコイン建ての買い手が「従来水準より上で積極的に買い指値を入れている」と指摘した。
「下値は切り上がっている。注目は8万ドルだ」とTRDRは述べた。

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