ビットコイン(BTC)は金曜日に2月の高値を更新し、週足終値と長期的な8万8000ドルへの上昇可能性に市場の注目が集まっている。
8万8000ドルへの期待高まる
トレーディングビューのデータによると、ビットスタンプで7万7027ドルの10週間ぶり高値を記録した。

BTC価格はリスク資産全体の上昇を背景に、直近の強さを維持しようとしている。地政学的緊張や世界的な原油供給を巡る不透明感は織り込みが進み、イスラエルとレバノン間の停戦も市場の信頼感を押し上げた。
木曜日にはS&P500が史上初めて7050ポイントに到達し、過去最高値で引けた。今週2度目の最高値更新となった。

仮想通貨トレーダーのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は、マクロのボラティリティ低下、とりわけVIX指数の低下を背景に、ビットコインはさらなる上昇余地があるとの見方を示した。
同氏はXで「VIXが低下し続け、原油や金のボラティリティも落ち着く新たな均衡状態に入れば、何が起きるか」と問い、「ビットコインETFへの資金流入が増える」と指摘した。

英国の資産運用会社ファーサイド・インベスターズのデータによると、米国の現物ビットコインETFは、週初来で3億3000万ドルの純流入を記録している。
「これはアルトコインやイーサリアム(ETH)にも恩恵をもたらす。ビットコインの動きに追随するためだ」とファン・デ・ポッペ氏は付け加えた。
さらに「今後2〜4週間でビットコインが8万5000ドルから8万8000ドルまで上昇する可能性は十分にある」と述べた。

一方、トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタル氏は、BTC/USDが週足で7万2800ドルを上回ることが重要な分岐点になると指摘した。
同氏はチャートとともに「週足レジスタンス(7万2810ドル)を上回って終えるには、この水準を押し目でもサポートとして維持する必要がある」と説明した。
また「3月中旬にこのレジスタンスで反落した際、価格は同時にサポートも割り込んだ。そのため、今後の調整でこの水準を下回る日足終値が出れば、再びレンジ内に戻る可能性がある」と述べた。

出来高低下で下落リスクも
一方で弱気の見方もある。トレーダーのローマン氏は、今後さらなる下落を予想している。
同氏は、価格上昇局面で出来高が減少している点を挙げ、モメンタムの低下を示唆する典型的なシグナルだと警告した。
「現在はマクロ的な下降トレンドにある。高い出来高を伴う動きは下方向に続く傾向がある。一方、低出来高は保ち合いまたは調整を意味し、全体のトレンドは維持される」とXで説明した。
「次に出来高が増加する局面では、価格は下方向に動く可能性が高い」

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